スーパーシティ・デジタル田園健康特区フォーラム
            世界のあしたをつくるスーパーサイエンスシティ in つくば2023


スーパーシティデジタル田園健康特区フォーラム 世界の明日をつくるスーパーサイエンスシティ inつくば2023

令和4年4⽉に「スーパーシティ型国家戦略特区」に指定された茨城県つくば市では、誰⼀⼈取り残さない包摂的な社会モデルの構築に向けて、最先端技術の社会実装と都市機能の最適化を進めるとともに、住⺠参加で住⺠中⼼のスーパーシティを⽬指し、地⽅創⽣の取組を進めています。

そのような住⺠中⼼の取組を⼀層深めていくとともに、事業者の皆様をはじめ関係者が連携して先端的サービスをさらに展開する契機とするため、フォーラムを開催しました。

開催概要

開催日時令和5年11月22日(水)13:00~18:00
場所つくば国際会議場(茨城県つくば市竹園2-20-3)
主催内閣府
共催つくば市
協力つくばスマートシティ協議会
配布プログラム配付プログラムはこちら

プログラム

開会あいさつ 大臣ビデオメッセージ上映
自見 はなこ(内閣府特命担当大臣)ビデオメッセージ

つくば市が60年の歴史を持つサイエンスシティであり、現在、その歴史を受け継ぎ発展させる形で「つくばスーパーサイエンスシティ構想」に取り組んでいることを踏まえ、「今後も、つくば市のポテンシャルを最大限活かし、大学・研究機関、スタートアップ、そして住民の皆様を含む産学官民の連携の輪を拡大することで、『つくばスーパーサイエンスシティ構想』が更に前進していくことを期待する」とメッセージを寄せました。

開会あいさつ 自見 はなこ (内閣府特命担当大臣)

つくば市アーキテクトあいさつ
鈴木 健嗣(つくば市 顧問)

今回のフォーラムが、住民や自治体など産官学公民の参加者がそろい「平等な⽴場で話し合い、他者の意⾒を聞いて考える」対話形式のプログラムであることに触れ、「社会を変えるための取組を進めているが、本当に変わらなければならないのは私たち」、「つくば市は、人々が科学技術に触れて変わり、新しい社会を創っていく場になるべき」と、「ともに創る」取組をさらに進める契機となる今回のフォーラムへの思いを語りました。

鈴木 健嗣(つくば市 顧問)

セッション1「デジタル民主主義のあした」

つくば市が誰一人取り残さない包摂的な社会のモデル構築を目指して進めている、生成AIやデータの利活用、そしてインターネット投票の実現に向けた取組等について、話し合いました。
データの利活用については、「データの提供に不安を感じる人もいるため、データをどのように管理しているか、データを提供した結果、どのように社会がより良く変わるのか、伝えていくことが必要」といった住民目線の意見が出ました。
インターネット投票については、これまで市が重ねてきた実証に参加し、実際に模擬投票を行った高校生の経験談、また「投票したくてもできない人に、デジタル技術で選択肢を増やすことが大切」といった意見を踏まえ、五十嵐市長から、規制改革の実現に向けた決意をあらためて語りました。

<登壇者>
ファシリテーター
平山 雄太(つくば市 顧問)

セッション参加者
五十嵐 立青(つくば市長)
坂下 哲也((一財)日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)常務理事)
落合 孝文(渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 プロトタイプ政策研究所所長 シニアパートナー弁護士)※オンライン参加
落合 陽一(筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター長/准教授)※オンライン参加
佐野 長紀(株式会社PKSHA Technology AI Solution 事業本部パートナー(兼 株式会社AlgoNaut代表取締役))
市ノ澤 充(スパイラル株式会社 VOTE FORカンパニー プレジデント)
鯉沼 哲矢(PIA 市民委員)
筑波大学 学生
茗溪学園中学校高等学校 生徒
幡 容子(株式会社KDDI総合研究所 企画部門/AI部門)
藤光 智香(つくば市政策イノベーション部長)※オンライン参加

  • セッション1「デジタル民主主義のあした」の画像①
  • セッション1「デジタル民主主義のあした」の画像②
  • セッション1「デジタル民主主義のあした」の画像③

セッション2「人々のモビリティのあした」

全国的に高齢化や人口減少が進む中、切実な問題となっている移動や物流について、話し合いました。
つくば市でモビリティの実証を重ねてきた学術機関や企業は、これまで進めてきた取組の状況だけでなく、法規制や採算性といった課題についても説明しました。
筑波大学の学生からは「移動には目的地に行くことだけでなく、その過程のコミュニケーションを楽しむ意味もある」、実証に参加した宝陽台地区住民の方々からは「移動したくても移動手段がなく、誰かに運転を頼まざるを得ない状況から解放してほしい」とパーソナルモビリティ等の実装に期待する意見が出ました。
対話を経て参加者は「労働としての移動」は無くし、移動の楽しさを維持するまちづくりという将来像を共有しました。

<登壇者>
ファシリテーター
鈴木 健嗣(つくば市 顧問)

セッション参加者
平山 雄太(つくば市 顧問)
比留川 博久(産総研名誉リサーチャー)
石田 東生(筑波大学名誉教授)
牛嶋 裕之(楽天グループ株式会社 無人配送事業課 シニアマネージャー)
博野 雅文(KDDIスマートドローン株式会社 代表取締役社長)
松浦 年晃(Community mobility株式会社 代表取締役副社長)
小池 茂樹(三菱電機株式会社 ビジネスイノベーション本部 スマートシティ戦略部長)
田代 丈晴(NTTコミュニケーションズ株式会社 ビジネスソリューション本部 スマートワールドビジネス部 担当部長)
谷 俊介(株式会社Earth Ship 代表取締役社長)
筑波大学 学生
宝陽台地区住民
中山 秀之(つくば市政策イノベーション部スマートシティ戦略監)

  • セッション2「デジタル民主主義のあした」の画像①
  • セッション2「デジタル民主主義のあした」の画像②
  • セッション2「デジタル民主主義のあした」の画像③

セッション3「ともに創る世界のあした」

中学生や高校生、先端的サービスの実装に向けて取り組む企業やスタートアップ企業の代表といった方々が、つくば市長とともに、「世界のあした」について話し合いました。
中高生は、市長からの「自分が市長だったら、どのようなことをしてみたいか」という問いかけに対して、日頃の経験もふまえ、それぞれ意見を出しました。
企業の方々は、社会を変えるために現在取り組んでいる先端技術の開発について、自身の学生時代もまじえて紹介したり、外国人としてつくば市で暮らす立場から、市の取組について意見を出したりしました。
最後に中高生が、今回の対話をふまえて、個人として「世界のあした」にどう関わっていきたいか思いを語りました。

<登壇者>
ファシリテーター
五十嵐 立青(つくば市長)

セッション参加者
鈴木 健嗣(つくば市顧問)
伊藤 俊一郎(株式会社リーバー 代表取締役)
山海 嘉之(CYBERDYNE株式会社 代表取締役社長 CEO)
唐 捷(株式会社マテリアルイノベーションつくば 代表取締役)
関 まりか(株式会社MamaWell 代表取締役)
茗溪学園中学校高等学校 生徒
茨城県立並木中等教育学校 生徒
つくば市立茎崎中学校 生徒

  • セッション3「ともに創る世界のあした」の画像①
  • セッション3「ともに創る世界のあした」の画像②
  • セッション3「ともに創る世界のあした」の画像③

閉会のあいさつ 五十嵐 立青(つくば市長)

多様な参加者がセッション形式で対話したプログラムを振り返り、「スーパーシティが⽬指すのは、テクノロジーの発展そのものではなく、対話を重ね、そこに住む方々の意思を叶えること」、「多様な街つくばだからこそ、多様な幸せの形をこのスーパーシティで、皆様とともに 創っていきたい」と住民参加で住民中心のスーパーシティ実現に向けた思いを語り、フォーラムを締めくくりました。

閉会のあいさつ 五十嵐 立青(つくば市長)

企業・団体による展示ブース

つくば駅から会場までパーソナルモビリティで移動する、シェアリングサービス体験や分身ロボットを活用したコミュニケーション体験等、つくば市で実装に向けて取り組む先端的サービスについて、来場された住⺠の皆様、事業者の皆様に体感していただきました。

  • 展示ブースの画像①
  • 展示ブースの画像②
  • 展示ブースの画像③
  • 展示ブースの画像④
  • 展示ブースの画像⑤
  • 展示ブースの画像⑥
  • 展示ブースの画像⑦
  • 展示ブースの画像⑧
  • 展示ブースの画像⑨

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