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特区対談#08

新しい保育所のカタチを全国へ
堺市における特区小規模保育所の取組

少子化を引き起こす要因の1つとして、対策が急がれる待機児童問題。
全国の待機児童数は近年減少傾向にあるものの、依然として都市部を中心に1万人を超える待機児童が存在しており、
問題の解消に向けて、規制緩和で実現した「特区小規模保育所」に期待が寄せられています。
今回は、特区小規模保育所の設置に挑戦している堺市にフォーカスを当て、
自治体と民間事業者それぞれの立場から、これまでの取組と今後の可能性について語っていただきました。


【対談者プロフィール】





保護者の声、保育士の声に後押しされて、特区小規模保育にチャレンジ

──本日はどうぞよろしくお願いいたします。
となりのホールから園児らの元気な歌声が聞こえてきています。なかには、ドアのガラス越しにこちらを興味深そうに覗いているお子さんもいらっしゃいますね。コロナ禍ではありますが、子ども達の元気な姿をみるとホッとします。
まず初めに、特区小規模保育所「きらら幼保園」の概要や特徴についてうかがいさせてください。

―吉田氏
きらら幼保園は、特区小規模保育所として令和2年4月に開園しました。通常の小規模保育所が0~2歳児までをお預かりするのに対して、特区小規模保育所では3~5歳児を保育します。いまのところ当園ではお預かりしているお子さんの数に余裕があるため、期間限定で1~2歳児もお預かりしていて、現在は3~5歳児が11名、1~2歳児が7名、合計18名が在籍しています。
基本的には3~5歳クラスと1~2歳クラスを分けていますが、縦割り保育(年齢ごとにクラスを分けるのではなく、様々な年齢の子ども達でクラスを作り、一緒に保育を行うこと。年齢を超えた人間関係や子どもの社会性・協調性が培われやすい)も取り入れています。小規模保育の特色である少人数ゆえのきめ細かい丁寧な保育、一人ひとりを尊重する保育の実践に努めています。
子ども達に様々な体験学習の機会を作ろうと計画していたところに、コロナ禍で思うようにいかない部分も多々ありました。力を入れている食育は、調理師と一緒にレタスをちぎったり、月に1回ほど栄養士が食育のお話をしてくれたり、近くにあるきららファームで野菜の収穫にトライしたりしました。特に、鎌で稲刈りをするのは珍しい体験だったのではないかと思います。他にも、園庭に運動遊具(特区小規模保育所では運動遊具の設置義務はない)を設置し、子ども達にトコトン遊び込んでもらえるような環境づくりを心掛けています。

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今回の対談場所および特区制度によって開設した「特区小規模保育所」のきらら幼保園。
隣には小規模保育所の上野芝ルームがある。


──ありがとうございます。
さて、匿名のブログへの保護者の投稿などをきっかけに広く認知されるようになった待機児童問題ですが、様々な政策が奏功して、近年の待機児童数は全体としては減少傾向にあります。その中で、「特区小規模保育」について、事業者として、また制度検討の委員として第一線で牽引してこられたフローレンスの駒崎さんに、これまでの経緯についておうかがいしたいと思います。

―駒崎氏
私は平成16年にNPO法人フローレンスを立上げ、これまで病児保育問題に取り組んできました。病児保育が全国に広がっていくなか、次に取り組むべき社会問題として着目したのが待機児童問題でした。当時、同僚が結婚、出産し職場復帰しようとしたときに、子どもの預け先が見つからず復帰が困難になるということが起こり、何とかできないかと考え始めたのがきっかけでした。
調べていくうち、大都市では大きな保育所を作りにくいことが待機児童問題の原因の1つであると分かりました。そこで、当時の政府に提案して定員22名未満の小規模保育所を実験的に設立することとなり、平成22年10月に「おうち保育園しののめ」を開設しました。このおうち保育園のモデルが、平成24年に子ども・子育て支援法の中で「小規模認可保育所」として制度化され、3年後には全国で約1,600園にまで広がりました。
小規模保育所が広がるなかで見えてきた新たな課題が、「3歳の壁」です。保護者の方々に小規模保育所は0~2歳児を丁寧に見てくれる場として認知、評価されるようになった一方、子どもが3歳になると卒園し、再び「保活」(子どもを保育園等に通わせるために保護者が行う様々な活動)をしなければならないことが、小規模保育所を利用しづらい点として指摘されるようになりました。これをどうにか解消したいと思っていた時に国家戦略特区制度と巡り合い、特区では小規模保育所でも3~5歳児を預かれるよう提案したところ了承され、特区小規模保育所という形に結実した次第です。
提案した当初は、厚生労働省等から「小集団では集団保育の良さがないのではないか」といった様々なご指摘をいただいたのですが、海外における同様の保育類型を紹介しながら、多様なバックグラウンドを持つ子ども達にも寄り添える、きめ細かい保育ができることをお伝えし、最終的にご理解をいただきました。
ただ、制度化は叶いましたが今度は手を挙げてくれる自治体がなかなかおらず、歯がゆい思いをしていました。そこへ堺市の方々が手を挙げてくださって、私自身も大変うれしく感じていました。


──教育や福祉といった分野は人々の暮らしに直結していますし、何事にも慎重に判断する姿勢が求められます。自治体として初めての試みであることも、そうした傾向をさらに強めていたのではないかと思います。羽田さんにおうかがいしたいのですが、そうした状況で、堺市が前例のない挑戦をしようと決断されるまでには、どのような経緯があったのでしょうか?

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堺市 子ども青少年局 待機児童対策室室長 羽田氏。
堺市の子育て環境の充実や待機児童問題に日々懸命に取り組んでいます。

―羽田氏
当時、堺市も0~2歳の待機児童を多く抱えていました。平成27年に小規模保育事業が法制化されると、以前から堺市独自の制度のもと運営していた認証保育所が小規模認可保育所へと順次移行していき、数としてもかなり増えてきました。そのため特区申請の前後には、多くの保護者から「3歳の壁」の解消を期待する声が上がっていました。
そこで、橋山さんをはじめとする小規模保育所の代表者の方々にお話をうかがったところ、現場の保育士は自分たちで子ども達を小学校につなげてあげたいという強い気持ちを持っていることが分かり、特区に取り組んでみようと検討を進めることになりました。正直、厚生労働省や市内の公立の園長先生らから様々な指摘を受けるなか、自分としても堺市の特区の活用について迷っていた時期もありましたが、その頃に駒崎さんとお会いして直接アドバイスと励ましの声をいただくことができ、迷いを振り切って検討を進めることができました。

―駒崎氏
普通の自治体は基本的には保守的で、国の政策メニューのうち手堅いものだけやるのが習性だと思います。しかし本来のミッションに忠実にあるならば、あらゆる選択肢を吟味し、効果的であれば実行することを決断していくべきだと考えます。良い意味で普通ではない決断をされた堺市に敬意を表すとともに、堺市の雰囲気と羽田室長の熱意が掛け合わさったからこそチャレンジできたのではないかと感じます。

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きらら幼保園の様子。子ども達の元気な声が響いています。
写真左は期間限定の1~2歳児、写真右は3~5歳児


──ありがとうございます。さて、一方で新たに3~5歳児を預かることを決断された民間事業者にとっても、大きなチャレンジだったと思うのですが、実際のところいかがでしたでしょうか。

―橋山氏
幸智福祉社は平成17年10月から保育所を開設し、当時は年中無休、24時間営業の認証保育所を運営していました。自分も現場であらゆる業務に携わってきましたが、最初に特区小規模保育の話を聞いた時は、越えなければならないハードルの高さを感じました。たとえば、少人数で3~5歳の子ども達を預かれるよう、カリキュラムを新たに作り替えていく必要がありますし、保育士にも特別な対応をしていただく必要があります。
一方で、堺市からの公募のタイミングが、運営している小規模保育所の隣の小児科医院が移転し空き地になった時期と重なっていたり、認証保育園の時代に当時は二重保育(子どもを同時期に2ヶ所以上の保育施設に在籍、通園させる託児方法)で夜間保育も引き受けるなかで、3~5歳児のお子さんを預かる経験もしたりしていました。今振り返れば、特区小規模保育所にチャレンジするうえでの素地は積み重ねられていたのかなと思います。 そうしたことを踏まえ、保護者と保育士の両方から3~5歳のお子さんを預かることへの期待に絶対に応えたいなと思いました。それで吉田園長とともに、理想の保育の場づくりにチャレンジしました。

―駒崎氏
保育所を営む人間にとって、保護者の声に向き合うことは最も重要かつ基本です。保護者との交流の中で、私たちも本当に多くのことに気付かされます。小規模保育のメリットの1つは、保護者と保育士が話す機会を多く得られることです。私は自分の子どもを定員100名以上の大きな園に通わせていましたが、保育士とお話しできる機会はほとんどなかったです。その点、私たちの「おうち保育園」では、時として15分くらい保育士と保護者が立ち話できたりします。
保育士のなかにも、小規模保育が好きな人は結構いると実感しています。「おうち保育園」の採用面接で、大規模な園からの転職を希望する保育士に志望動機をうかがうと、大規模な園では全員に目を配ることが難しく、一日のうちに一回も話しかけることができなかったお子さんも出てしまうそうで、そのことに胸を痛める方も多いようです。そうした保育士にとっては、子ども達一人ひとりに寄り添える小規模保育が望ましい保育の場になると思います。

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幸智福祉社 代表の橋山氏。自身の経験から、
多様な子ども達を安心して預けられる場所を作りたいと考え、
保育所を運営している。


特区小規模保育の立ち上げは、官民ともに試行錯誤の連続

──幸智福祉社にとっては、新たに3~5歳のお子さんを受け入れるための素地が一定程度あったとおっしゃっていましたが、実際のところ立上げに際してのご苦労はなかったのでしょうか。

―橋山氏
きらら幼保園を立ち上げるうえで、子ども達のために園庭は確保してあげたいと思っていました。そのための物件選びや資金確保には苦労しました。
ただ、やはり一番苦労したのは3~5歳児向けのカリキュラムの開発です。3歳以上の子ども達を保育していくうえで、同じ年ごろの子ども達同士の触れ合いのなかで自然に自立を促していくことや、運動会等の行事を通じて友達と力を合わせる大切さを知ってもらうなど、どうしたら子ども達にとって良い教育の場を提供できるか、吉田園長はじめ現場の保育士と現在も一緒に考えています。私たちを信頼してお子さんを預けてくださった保護者の皆さまの期待や想いに応えたいという一心で、ここまで頑張れたと思っています。

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きらら幼保園園長の吉田氏。日々、子ども達の成長と向き合いながら、
特区小規模保育所の運営に携わっています。


―吉田氏
現場でも、より良い保育の実現のため、試行錯誤してきました。
今年度のきらら幼保園では、4~5歳児がまだ少ないこともあり、限られた空間のなかで縦割り保育を実施しています。しかし既存のカリキュラムの多くは集団保育を前提として、子どもの年齢ごとに必要な保育内容が設定されているため、きらら幼保園の現状にフィットする部分が多くありません。それでも、なんとか子ども達にはしっかりと小学校に上がっていってもらいたいですし、保育士とともに試行錯誤でぶつかってきた1年間でした。
例えば、ハサミを使った製作では4、5歳児ならハサミを自分で管理して安全に使えますが、3歳児にとっては危険をともないます。そうした発達段階に合わせてバランスを取ることが重要だと感じています。


──なるほど。子ども達の発達段階の違いは、保育のうえで影響が大きいことがうかがえます。特区小規模保育の制度検討時には、集団保育とは異なるかたちの保育を実施することに多くの指摘や懸念があったと聞きましたが、実際にトライしてみてどのようにお感じになられましたか。

―吉田氏
そうですね。先ほど申し上げたとおり、発達段階に合わせたバランスが重要です。一方で、個人的な話ですが、当時私は自分の子どもを大きな保育園に預けていて、保護者として園の先生と1か月近くお話する機会がないこともありましたし、「もっとこんな風に子どもを見てほしかったな」と感じることが少なからずありました。集団保育の中でたくさんの成長を感じましたし、良い面もたくさんありましたが、保護者の立場になって感じる不安は想像以上のものでした。
そうした経験や想いをきっかけに、きらら幼保園での保育のあり方について、「大きな園で実施されている標準的なカリキュラムをなるべく再現しなければならない」というスタンスから、選択肢の一つとして「保護者や子ども達に寄り添うことを第一に考えた保育の場であっていい」と考えられるようになりました。
あくまで現段階での考え方ですが、私たちは幼児期の保育を「子ども達一人ひとりがしっかりと愛され、安心して過ごしながら、自信をもって自分を表現できる環境を整えること」が最も重要であると捉えています。そして、それは必ずしも集団保育でなければ実現できないことだとは思っていません。これからも特区小規模保育ならではカリキュラムを作り上げていけたらと思っています。

―羽田氏
少し補足させていただくと、いま来年度の入園募集・選考の時期(編注:2021年2月取材実施)ですが、きらら幼保園にはしっかりと応募が集まってきています。周辺にほかの保育園がまったく無いわけでもなく、すぐ近くに評判の良い大きな園があるにも関わらず、です。こうした状況に、堺市としてはきらら幼保園がしっかりと保護者の方々から支持され、選ばれていると受け止めていますし、特区小規模保育事業についての自信を深めているところでもあります。


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NPO法人フローレンス代表理事駒崎氏は、
オンラインで対談にご参加いただきました


──特区小規模保育の立ち上げに際して、行政として注力あるいは苦労なさったことはありますか。

―羽田氏
堺市は、待機児童問題の解消をトップミッションとして掲げ、「やれることは全部やっていこう」という方針のもとで専門部署も組織したこともあって、物事を進めやすい環境を整えてもらったと思っています。
一方で、特区小規模保育所の新設に向けた環境整備については、堺市だけではやりきれないことも理解していました。例えば特区小規模保育所の開設から2年間は、4、5歳児を募集してもすでに多くの4、5歳児が他の園に在籍しているために埋まらないことは予想していました。ですので、冒頭に吉田園長にご紹介いただいた通り、空いた枠を保育ニーズのある1、2歳児を受け入れる「期間限定保育」をやっていただくようにしました。
それと、これは駒崎さんにいただいたアイデアですが、堺市の特区小規模保育所は小規模保育所と施設が隣接しているため、土曜日など利用児童が少ない日は、一方の施設で子ども達をまとめて保育する「共同保育」を採用することで、園の負担軽減に協力しています。
通常、新たな3歳児の「保活」は、保護者から利用希望を出していただき、フラットに受け入れ先を決める「利用調整」のプロセスを経ますが、小規模保育所から継続して隣接の特区小規模保育所に通いたい3歳児は、「優先利用」という形でそのまま通える制度を作りました。この制度は堺市独自のもので、特区活用までに至った背景と絡んで、特に重要な取組だと考えています。
たしかに、すべてが順調に進んでいたわけではなく、私としても関係者との調整に苦労した時期もありましたが、「自分が諦めたら、現場の園長先生や保護者の方々が特区小規模保育のサービスを受けられなくなる」と、自らを奮い立たせていました。何とか折れずに済んだのは、そうした皆さんとのつながりが後押しをしてくれたからだと思っています。

―駒崎氏
堺市のような、ここまで保育所や保護者のために心を砕いて制度設計をしてくれる行政の存在は奇跡に近いと思います。私たちがフローレンスとして小規模保育所を立ち上げた際、行政に対して思っていたことは「後押しまでは望まないから、とにかく邪魔はしないでほしい」ということでした。堺市が示してくださったように、行政のサポートは確かに重要ですし有効です。ただ事業者としては、そのような幸運を常に期待してはいけないのかな、とも思います。

写真

園庭で遊ぶ子ども達。保育所のカリキュラムをもとに、日々、
身体を動かしたり歌ったりしながら楽しく過ごしています。


当たりまえの選択肢の1つとして、全国に広がってほしい

──本日のテーマである特区小規模保育所について、皆さまそれぞれのお立場から、今後の展望や期待など教えてください。

―駒崎氏
ここまでの話をうかがい、特区小規模保育所を特区に限定せず全国に広げるべきだと改めて確信しました。
私はいま、内閣府の「子ども・子育て会議」に委員として参加しています。この会議の場で見据えられているのは「ポスト待機児童時代」です。現在のペースで待機児童が減っていくと、あと3年以内に待機児童問題は解消するだろうと考えられています。その時に、保育はどうあるべきかという議論が始まりつつあります。
もう少し具体的に言うと、地方に立地している100人園や60人園といった大規模な保育所ほど、超少子化による定員割れで経営が成り立たたなくなる懸念があります。これに対して、子ども達の居場所であり、教育・保育の場でもある保育所をインフラとして持続するうえで、特区小規模保育所はカギになりうると思っています。つまり、例えば60人園は難しくても、0~2歳の19人園と、3~5歳の19人園の2つの保育所なら成り立つかもしれないという考え方です。
また、ポストコロナ、ウィズコロナの時代における感染症対策にも考慮した保育のあり方として、小規模分散していることの意味は大きく、これまで待機児童問題とあまり関係がなかった自治体も再考すべき時期に来ていると思っています。
保育所が地域のすべての子ども達に開かれているべきとするならば、例えば外国籍の子どもや障害を持つ子どもといった多様化する家庭とその子ども達のあり方に向き合い、丁寧な保育を実践していくことが求められるはずです。その担い手として、小規模保育所及び特区小規模保育所は最も適した保育園のあり方だと思います。
今回、堺市ときらら幼保園はまさにその突端を開いていただきました。堺市に閉じることなく、日本全体の課題解決につながる光明になっていただければと願っています。

―羽田氏
いま堺市は、公園内保育所に特区小規模保育所を開設するという特区制度を掛け算する取組を進めています。これからはハード面よりもソフト面にフォーカスを当てて、既存のものを活用しつつ、保護者にとっての利便性の向上や保育の質の向上につながることがあれば、「やれることはなんでもする」「使えるものはなんでも使う」をモットーに積極的にトライしていきたいと考えています。

―橋山氏
24時間の認証保育所を運営していた頃には、色々な生活環境に置かれている子ども達に接していました。例えば母子家庭かつ二重保育でお子さんを預けている保護者は、本当にいつ寝ているのだろうとこちらが心配になるくらい、昼も夜も働いておられました。また、最近は一時預かりがなかなか受けられないとおっしゃる保護者の声も聞いています。そうした困っている方々に向けて、例えば将来的に、昼の部、夜の部のように交代制で運営する「眠らない保育所」で、すべての子ども達を安心して預けられる場が作れたらと考えています。
いま取り組んでいる小規模保育所、特区小規模保育所は、小規模ならではの保育として子ども主体の保育、一人ひとりと向き合う保育を実践していき、卒園時には保護者の方々に「小規模の保育園でよかったね!」と認めてもられるよう頑張っていきたいです。

―吉田氏
現場と子ども達を預かる立場として、特区小規模保育所という場を、日々よりよいものにしていきたいと思います。その先に、この特区小規模保育所が、保護者の方々にとって特区だからこそ存在する特別なものではなく、全国どこにでもある「当たり前」の選択肢の1つになっていけたらと思っています。


──ありがとうございました。

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