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全国都市再生の推進
新しい物流システムの構築
滋賀県
物流を中心とする事業の実現可能性の検討
物流コスト及び環境負荷削減をなしうる新物流システムの構築
物流を核とした企業誘致及び地域振興の可能性に関する検討
調査名 「SILC(Shiga Integrated Logistics Center 滋賀統合物流センター)構想」調査
取組の概要  JR米原駅周辺においては、名神高速道路、北陸自動車道、国道8号等が通じていることから、交通結節点改善事業の一つとして、鉄道と道路の複合一貫輸送のためのJR貨物・米原ターミナルの新設が計画されている。これとリンクしつつ、国際物流を視野に入れたSILC構想の実現を図り、鉄道・道路複合、IT活用型物流拠点の形成をなし、物流効率化に基づく物流コスト及び環境負荷の削減を狙いたい。また、大学等との連携により、物流人材の育成及び供給をなすとともに、物流の保管機能を活用した防災備蓄事業の展開も検討している。そこで、SILCに対するニーズ調査を行い、このような物流を軸とする事業の実現可能性及び新しい物流システムのあり方について検討した。
取組内容

 米原市は日本のほぼ中央に位置し、近畿・東海・北陸にアクセスしやすいという地勢学的な優位性に加え、JR貨物・米原ターミナルの設置が確定しているなど物流インフラの整備が進みつつある。それに着眼した民間企業の方から構想提案を受け、調査・検討されているのがSILC構想である。
 荷主企業、物流企業、県内自治体防災関係者にSILCニーズに対するアンケート・ヒアリングをなし、事業の可能性等を検討した。この調査により、どれくらいの荷物が集まるのかが判明し、また鉄道輸送へのモーダルシフトを重視しつつ3PL事業を行えば、米原市内を通過するトラック台数・CO2の削減、及び交通渋滞の緩和もなしえることが確認できた。このほか、物流人材育成・供給の必要性を認識するとともに、自治体の共同防災備蓄に対するニーズが高いこともわかった。
 また、SILCに興味を示す民間企業を中心として、2004年11月にSILC推進コンソーシアムが立ち上がった。SILC推進コンソーシアムは20の企業・団体によって組織され、統括委員会及び物流分科会、ファイナンス分科会、物流教育・地域振興分科会、防災備蓄分科会によって構成されている。今後、SILC構想の実現に向けて協議が進められ、基本計画が策定されることとなる。

まちづくりへの効果
H17年4月1日現在
 鉄道へのモーダルシフトを重視し、かつ3PLをなすSILCにおいては、操業開始によって以下の経済的・社会的効果が出ると予想される。
(1) モーダルシフト化率…50%以上(全国平均値39.6%)
(2) トラック削減台数…876台/日(旧米原市の主要道路のみで試算)
(3) CO2削減量…66,896トン/年
(4) 省エネルギー効果…軽油換算で3,420万リットル/年削減
(5) 生産誘発額(総合効果)…305億円
(6) 雇用誘発数(総合効果)…1,883人
(7) 通関業務の効率化…入港後SILC保税・通関ゾーンからの輸入許可手続24時間以内
(8) 企業の物流コスト(保管費)低減…環首都圏物流センター比80%削減、内陸地域物流センター比50%削減
(9) 道路混雑緩和…トラックから鉄道へのモーダルシフトにより単位輸送量約5〜10倍
応募団体名 米原市
リンク http://www.city.maibara.shiga.jp
部局/担当者名 総合政策課 棚橋
連絡先 TEL : 0749-52-6626
Emailアドレス : seisaku@city.maibara.shiga.jp
推薦団体名  

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