積丹町は、北海道の西海岸に突き出た積丹半島の先端部分に位置しています。総面積は、半島の約4分の1にあたる238.13k㎡。良好な漁場を有し、漁業とともに農業や観光業が盛んなまちです。神威岬に代表される断崖絶壁の海岸は、ニセコ積丹小樽海岸国定公園として北海道で唯一の海域公園に指定され、その澄みわたる海の色は「積丹ブルー」と称えられる美しさです。また、主峰積丹岳（1,255m）を源とする美国川、積丹川、余別川などの流域に集落が形成され、森・川・海の豊かな自然に恵まれています。
地域資源の活用に対するこれまでの取組状況としては、商工会や漁業協同組合、農業協同組合、観光協会、観光振興公社等の観光産業関連企業や団体、および積丹町を構成員とする「積丹町地域活性化協議会」を組織し、6次産業化の推進や雇用の創出に向けて一丸となり取組を行ってきました。また、地方創生の取組として、低利用農地及び当地に自生する香草植物を活用した積丹産ボタニカルを中心とした「積丹ジン」が完成し、令和元年6月から製造しています。特産品であるウニについては、安定的供給を目指し、陸上蓄養技術確立に取り組んでいるとともに、排出されるウニ殻の特性を活かし、ウニ殻肥料による藻場の造成及びホソメコンブ養殖など循環型再生産システムの構築に取り組んでいます。更に、同コンブを餌料した羊の生産を拡大中で、新たな特産品開発に着手しています。
低利用・未利用化が進む地域資源の有効活用と「新たなプロジェクトの立案・推進につなげたい」という当町の姿勢、積丹応援団との協業していただける企業様を求めています。