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下関市は関門海峡の豊かな自然や食文化、歴史的建造物に囲まれた街である。近年、高速交通網の発達と産業構造の転換による都市問題を抱える中、平成14年以降、海峡沿いのウォーターフロント開発による新水族館等の施設整備が進展し、NHK大河ドラマの追い風も受けて過去最高の観光客数を達成した。この趨勢を持続且つ拡大するためにも「全国都市再生モデル調査」は時機をえた、本格的な施策の展開であり、官民一体の取り組みとなった。本調査は、都市機能が集積する海峡沿いを対象地区に、「観光」を切り口とした交流人口の拡大と回遊性の向上による滞在型観光への移行を目指すものである。WS形式での国・県・8民間団体約70名による知恵の結集ともいえる。
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