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民間主導の外湯施設等を核とした都市型温泉地の再生調査 |
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全国的にも珍しい市街地にある都市型天然温泉地である松江しんじ湖温泉地区は、宿泊客が減少の一途を辿り、廃業旅館の遊休化、地区内の商店街でも空き店舗が増加するなど空洞化が著しい。
このような千鳥町・松江しんじ湖温泉地区に賑わいを取り戻すことを目標とし、県外から観光客を送り込む立場の旅行関係者と受け入れる地元関係者で「まちづくり検討会」を立ち上げ、ソフト重視のまちづくりについて検討をした。その検討結果から既存ホテル・旅館等の連携方法を模索し、松江しんじ湖温泉地区全体として統一的なまちづくりの指針を示す「松江しんじ湖温泉まちづくり構想(案)」を策定した。 |
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松江しんじ湖温泉まちづくり検討会検討内容(4回開催)
温泉街の中央通りが国道431号線の通り抜けに利用されており、そぞろ歩きしたくなるような雰囲気がない。また各旅館・ホテルが抱え込み式になったため、商店も閉店しますます街に活気がなくなっている。
このような現状から、宿泊者が旅館・ホテルから出る目的と、まち歩きしたくなる環境と、それを実現するための旅・ホテル・商店・公共施設などの役割づくりを基本方針に、従来の「まず、ハード整備」ではなく、ソフト優先でハード整備は必要になったときに施設整備に合わせて行うという考え方でまちづくり構想(案)を作成した。
まず、各施設の抱え込み型からの開放、民間活力による地域性の演出、人づくり(ホスピタリティ)、常に何か(大小問わず)イベントを行っているイメージづくりが求められている。
今後は、作成した「まちづくり構想(案)」に市民の声を生かし「まちづくり構想」とし、その実現性の検討、民間活力の推進をさらに進めて行くこととする。 |
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平成17年度に宍道湖がラムサール条約に登録されるが、都市の中心部にある宍道湖がこのような重要な自然地として登録されるということは、松江市全体の環境のよさを示すものである。
観光振興においても、この機会にシティ・エコ・ツーリズム松江としてのイメージを強く打ち出すようなイベントを開催することが重要である。
特に、まち歩きをテーマとする環境に優しい松江市都市観光とは、基本的なコンセプトを同じにするものであり、宍道湖畔にある松江しんじ湖温泉にとってもその位置付けをアピールするよい機会でもあり、イベント等積極的な取り組みが期待される。 |
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松江市 |
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産業振興部中心市街地活性化対策課/福間 |
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TEL : 0852-55-5524
Emailアドレス : shigai@city.matsue.shimane.jp |
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