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出雲大社を中心とした門前町再生の可能性調査 |
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出雲大社を中心として栄えてきた門前町の再生を目指し、地元住民が中心となった「門前町再生推進協議会」を立ち上げた。この協議会では、門前町再生の為の社会実験や門前町再生の将来ビジョン、具体的施策の整備方針を検討した。出雲大社に通じるかっての参拝道の街並み修景と歩行動線の強化を検討する「ふれあいロードプロジェクト」では正月期間に社会実験を行い、通りの数箇所に縁台や、番傘を配置した休憩ポイントを設けたり、夜間参拝者への演出として行灯(あんどん)を通りに面した住民に約100個配布した。その結果、地元住民や観光客から街並み修景の取り組み対する賛同意見多くあり今後の参考になったほか、通りに面した住民の意識高揚につながった。 |
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平成17年3月に合併を控えた大社町にとり、この事業は町の将来ビジョンを示す絶好の機会となったと言える。平成19年開館の県立古代出雲歴史博物館にあわせた魅力ある街づくり、平成16年秋に開始された温泉掘削事業の今後の活用計画の立案等が求められていた中で、地元住民からなる「門前町再生推進協議会」が立ち上げられ、門前町再生に向け主に5つのプロジェクトについて検討してきた。その内容は(1)かっての参拝道であった「神門通り」の歩行動線強化を目的とした「ふれあいロードプロジェクト」(2)通りの空き店舗や既存施設の活用について検討する「仲見世プロジェクト」(3)歴史博物館周辺の街並み修景など主にハード整備について検討する「勢溜表参道前プロジェクト」(4)国の重要文化財「旧大社駅」の活用、保存修景の検討をする「旧JR大社駅プロジェクト」(5)観光交流拠点について検討する「ご縁広場プロジェクト」以上5つのプロジェクトを中心に社会実験を含め検討した。今後はこの協議会が発展した新たな組織の立ち上げ、他の街づくりグループ等と連携を図りながら、地域の活性化に向けた取り組みを継続していく。 |
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住民の魅力ある街づくりへの関心が高まり、周辺地域での波及効果が期待できる。
実際に周辺地域で行われている出雲文化まちなみ再生事業では、同時期に出雲大社周辺にある「道」の特性を生かした取り組み(通りに面した家々の軒先を飾る『軒先アート』、『人』をターゲットにしたまっぷの作成など)が行われており、地元住民の意識が高まっている。また、この地域で、社会実験で行った、行灯による夜のまちなみ演出も、行われたところである。このように他の団体との連携も拡がり始めている。 |
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大社町 |
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出雲市ホームページ http://www.city.izumo.shimane.jp/ |
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出雲市大社支所産業観光課 |
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TEL : 0853-53-3111 |
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