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米軍岩国基地とタイアップしたまち興し調査 |
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全体を「岩国都市再生大学校」と称し、住民の代表(自治会役員等約40名)によるワークショップや、県立広島女子大・広島大・広島工大の学生や米軍岩国基地関係者によるフィールドワークを行った。
ワークショップでは、まちづくりに関する講演を行なうとともに、川下地区のまち歩きをしながら、まちの中にある美しいもの、良いもの、または好ましくないものなどを記録し、それらをどうしたらよいかを議論し、まちづくりの合言葉をつくった。また、合言葉をもとに川下地区の未来絵日記を発表してもらった。
学生フィールドワークでは、3グループに分かれ地元の方からの説明を受けながら現地を見て回り、それぞれのグループでまちづくり案を検討し、住民等に発表してもらった。 |
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1)背景
川下地区は土地区画整理事業の計画(108ha)がつくられ、その一部(約40ha)は昭和45年に事業認可まで受けたが、権利者の合意が得られず、昭和51年に中止された。このことにより、当地区の道路・下水道等のインフラ整備が遅れていた。近年になって、地元よりまちづくりの要望が徐々に聞こえ始めた。平成15年に自治会役員と共に「川下地区まちづくり計画検討会」を立ち上げ、まちづくりについて考え始めたところである。平成16年度に本調査を行い、住民自らによるまちづくり活動のモデルにしたいという期待があった。
2)先導的な点
米軍基地が隣接していることをマイナスと捉えず、基地と隣接しているという立地特性や周りを川や海に囲まれた豊かな自然を活かしたまちづくりが今後期待できる。
3)今後の予定
平成17年度も同様の取り組みを続けていく予定。 |
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ワークショップの参加者に終了後行なったアンケートの結果、これからもまちづくりに関するワークショップに参加したい、と答えられた方が全体の3/4を占め、それ以外の1/4についても内容次第では参加したい、という回答があった。このことからも、住民自らまちづくりを考えるという気運醸成は果たせたと思われる。
今後も同様な取り組みを行い、自らまちづくりを行なおうとする住民を徐々に増やしながら、より多くの住民の意見が反映されたまちづくりの実現に努力し、川下地区をモデルに、岩国市の他の地区やその他の地域にも広がっていくことを望むものである。 |
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岩国市・独立行政法人都市再生機構 |
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http://www.city.iwakuni.yamaguchi.jp/ |
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都市開発部都市計画課まちづくり推進室 |
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TEL : 0827-29-5161
Emailアドレス : toshikei@city.iwakuni.yamaguchi.jp |
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