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全国都市再生の推進
だんだん肱川上下流交流
愛媛県
流域の伝統芸能をつなぎ、流域一体となった郷土芸能継承を促進
次世代の地域づくり、川づくりへの関心を高めるフォーラムを実施
流域の河川文化を再発見する機会を設け、活動主体の連携を促進
調査名 風土に根ざした上下流交流による地域コミュニティの再生実験調査
取組の概要 市町村合併により、新しいまちづくりが進む中で、肱川流域に引き継がれてきた歴史と精神を流域住民で共有し、それぞれが「肱川流域人」として互いに思いやる心を持つことを目的に、流域住民による河川清掃や次世代の肱川流域の担い手である高校生による意見交換会、上下流で初共演となる郷土芸能交流会を実施。なお、「だんだん」とは「ありがとう」を意味する言葉であり、上下流の人々がお互いに感謝するとともに、流域の人々が肱川に対しても感謝する機会になることを願ってイベント名を「だんだん肱川上下流交流」とした。
取組内容
河川清掃「甦れ!肱北河原」:昔のように流域の人々が気軽に近づくことが少なくなった肱川の河原を、上下流住民の交流の場として復活させるため、住民・民間・行政等80名が集まり、河川清掃を実施した。さまざまな主体が連携し、肱川の水辺により一層親しみを持つ機会となった。
意見交換会「肱川流域高校生サミット」:肱川流域の将来を担う高校生21名が上下流から集まり、肱川を流域の共有財産として大切にしていくために必要な視点、取り組むべき活動などについて意見交換を行った。暮らしの中での肱川との関わりから「遊ぶ」「学ぶ」「つくる」の3つの分科会で検討を行い、“こうあってほしいふるさと肱川”“自分たちでできること”などの点をまとめ、結果は「肱川未来宣言」として流域住民約300名を前に発表した。世代を超えて肱川を大切にしていく機運が醸成されたとともに、肱川との関わり方の違い、住む場所の違いなどの相違点を理解し合うきっかけとなった。
郷土芸能交流「だんだん肱川・上下流交流」:太鼓や神楽といった肱川の風土に根ざした郷土芸能6団体が上下流からはじめて一堂に介して共演した。それぞれの地域風土の特徴を活かした演舞・演奏を通じて流域文化の再発見につながった。上下流4つの太鼓グループの共演により、流域住民の心がひとつになるきっかけが生まれ、今後も肱川流域を歴史文化資源でつなぐ重要性が確認された。
まちづくりへの効果
H17年4月1日現在
流域住民の一体性:だんだん肱川の実施により、これまで点として個々に存在していたまちがつながって線(地域)、面(流域)へと広がりを見せ、同じ流域に暮らす住民同士、助け合って地域を元気づけていこうという「肱川流域人」への意識の高揚が見られた。
地域文化の再認識:流域住民がひとつの場に集まり、伝統文化を学び、ふれあう場を設けたことで、市町村合併後もふるさとのアイデンティティを流域住民みんなで守り、受け継いでいこうとする機運が生まれた。太鼓や神楽をはじめとする地域文化の再発見は、次世代にその貴重さを伝え、地域の魅力としていかに活かしていくかを考えるきっかけとなった。
新たな人のつながり:「流域高校生フォーラム」へは流域5つの高校から21名が参加し、郷土芸能交流ではこれまで個別に活動をしてきた流域の団体が初共演を行うなど、「だんだん肱川」は流域の新たな人のつながりを生むきっかけとなった。郷土芸能の出演者からは、今後も文化交流を継続していくことで互いの伝承技術継承に磨きをかけたいとの抱負が聞かれ、文化面での交流促進にもつながる結果となった。また、流域の商工会、女性グループなど、さまざまな主体が連携する基盤ができたことからも、今後の地域づくり・川づくりの参画主体の輪が広がった。
応募団体名 肱川流域会議水中めがね
リンク 肱川流域会議水中めがね
http://www.shikoku.ne.jp/hijikawa-club/
部局/担当者名 会長/坂本 芳則
連絡先 TEL : 0893-25-2773
Emailアドレス : pfp76386@mopera.ne.jp
推薦団体名 大洲市治水課
だんだん肱川1
だんだん肱川2
肱北河原清掃
だんだん肱川3
高河原
フォーラム
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