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愛媛県四国中央市の製紙産業は、同地域はもとより愛媛県の基幹産業である。課題として、製紙工場から廃棄物として大量に出る製紙スラッジ(汚泥)の有効利用をさらに進める必要があり、その技術開発の一つに人工ゼオライト化技術が検討されている。
また、吉野川の支流である銅山川は、豊かな水辺環境を作り出し、四国中央市を含む瀬戸内海側に住む人々の水源となっており、銅山川3ダム水源地域ビジョンの基本政策の一つには、河川環境の保全が挙げられている。
このような背景から、本調査では、『製紙スラッジを原料とした人工ゼオライトの公共事業への活用方法』と『河川環境改善方法』について、調査・検証を行い、以下の3つの提案を行った。 |