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長い歴史の中で文化・伝統を育み,都市の核として各種の機能を培ってきた中心市街地の衰退は,街のアイデンティティ喪失の危機ともいうべきものである。このような状況の中,「街の顔」としての中心市街地を活性化するため,地産地消の実現を目標に,「農」から「食」へと,新たに「食」というコンセプトに加え,地域資源活用型フード関連コミュニティビジネスの展開に必要な,人々が「集まる」「交流する」「新たな価値が生まれる」という条件や装置に関する調査を行った。また,この街を拠点として,地域内発型経済活動を演出する「起業家」「市民団体」「NPO」等への活動支援システムのあり方についても社会実験等により求めた。
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