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市民がつくる映像文化のまちづくり |
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夕張市の映像文化に関する市民団体やゆうばり映画祭参加者等に対して意向調査を行い、映画祭の観光面における一定の効果や市民団体の自主的な活動や映画祭における市民ボランティアの役割などが認められた。
また、ゆうばり映画祭へ札幌圏からの集客や参画を図るために、フォーラムやバスツアーなどの支援企画を行い、夕張からの一層の情報発信の必要性が認められた。さらに、映画祭期間中に、会場付近に試験的に交流拠点を設け、映画祭参加者や通年的な観光客の市街地における交流拠点が必要性が認識された。
併せて、今後に向けて、関係機関のネットワーク化し、映画の街夕張の情報発信や人材育成、収益事業等を実施する映像文化のまちづくりを推進するNPO等の主体設立を提案した。 |
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市民意向調査:炭坑の映像フェスティバル、中高生のためのシネマスタディー、キネマクラブ上映会、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の場を通じて、参加者アンケートや関係者ヒアリングを行い、参加しやすい情報提供の必要性や、映像文化に親しむための人材育成の機会づくり等の課題が明らかになった。 |
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ゆうばり映画祭支援企画として、札幌において「映画祭を活かした地域づくり」と題したフォーラムの開催や映画祭バスツアーの運行、映画祭受賞作品上映会の開催を通じて、札幌圏と夕張市の広域的な連携強化の必要性が明らかになった。 |
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ゆうばり映画祭期間中に、会場付近でビニールハウスによる交流拠点を試験的に設置し、多くの映画祭参加者や関係者が来訪したことから、現在実施されている中心市街地活性化事業(区画整理事業)との連携を図りながら、「映画の街夕張」に関する情報提供やまちづくり推進主体の事務局機能などを有するセンターハウスの設置や映画祭ポスターを有効活用したシネマロードの整備が望ましいが明らかになった。 |
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ゆうばり映画祭実行委員会やMCPあるいは市民活動団体の活動状況の把握をふまえて、今後、関係機関や地域間の連携を深め、映画などの映像文化を地域の文化としてまちづくりを進める推進主体設立の必要性が明らかになった。 |
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夕張でのロケ撮影を実施した映画「北の零年」のロケセットの保存が決まり、それらの映画資産を活かした地域振興について、具体的な取り組みが始まっている。 |
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「映画の街夕張」の情報を発信し、まちづくりの公益的な事業や映画祭などを活かした一部収益事業を実施できるNPO団体設立の必要性について、今後地元関係者の中で協議していくことが予定されている。 |
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社団法人北海道総合研究調査会 |
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計画部 柳 秀雄 |
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TEL : 011-222-3669
Emailアドレス : yanagi@northerncross.co.jp |
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北海道夕張市 |