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全国都市再生の推進
中心部の古い空家を短中期滞在型住宅に!!
山形県
中心部歴史的空家を活用した短中期滞在型(Sターン)住宅の提供
行政目標の社会実験を建築士か中心となったNPOが実施
都市と地方の交流居住を中心市街地で展開
調査名 元気居住拠点ネットワーク形成に関する調査
取組の概要

鶴岡「元気居住都心」整備事業として、中心市街地の遊休地1000坪を活用した中心市街地再生プロジェクトがある。
大きな柱として、(1)まちなか居住の推進、(2)元気シニアの活動拠点整備、(3)民間事業手法の導入を基本とし、元気シニアを中心としたコミュニティによる都市再生を目指す。
「持続可能な都市」を目標に、商業テナントの再配置ではなく、歴史資産となるような居住施設で新たなる文化空間をイメージ。この取り組みは、鶴岡市と早稲田大学理工学部佐藤滋研究室を中心に市民参加型ワークショップにより調査・研究し、今回、特定非営利活動法人鶴岡城下町トラストが、調査研究の一つである短中期滞在型住宅の本格運用について、中心部の空家を活用し社会実験を行った。

取組内容 鶴岡市中心部「銀座地区」の遊休地活用の鶴岡「元気居住都心」調査・研究の調査結果の一つとして、「Uターンは出来ないが、短中期的に田舎に滞在したい(Sターン:行ったり来たり)」という県外在住者のニーズに応え、この社会実験として、市内中心部の歴史的建造物空家(昭和初期の木造建築物)1棟を借用し、市出身県外在住者及び鶴岡ファンのために短中期滞在型住宅(Sターン住宅)「旅の家皓鶴亭(こうかくてい)」をH17年1月1日より本格運用させた。(滞在条件3泊4日以上1ヶ月未満、定員5名、滞在中の地元での活動をコーデイネートするのが特徴)。
H17年1月〜3月までの実験期間中に4組12名が滞在。「日数は短かったが自分の家に泊まった感じがした」「交流コーディネートにより興味ある分野でいろんな人と会えた」というような通常の観光とは違う感想が出されている。
また、この取り組みの目的として「マルチハビーテーション時代へ対応」があり、全国の多様な住い方の先進事例を招いて、「全国Sターンサミットin城下町鶴岡」をH17年2月20日に開催、今後のネットワーク化と多様な住い方のシステム化を約束した。
課題としては、住宅地での古い建物を提供するということで法律関係のクリアという障害があった。旅館業法簡易宿所許可、建築基準法の用途制限・防火基準、特定非営利活動法人格の取得等であり、中心部での空家ストック活用策として、今後の特区認定等の法律的措置を望む。
まちづくりへの効果
H17年4月1日現在

マルチハビテーション(多様な住い方)での都市間交流
現在の都市と地方の居住交流の事例としては農村部が主流であるが、地方都市の中心部(生活利便性が高い)を生活のベースとして山海に出かけるというスタイルを提唱、空家対策の一環と合わせ中心市街地活性化に貢献。
さらに、地域活動とのコーディネートにより、人的交流を促進させている。

NPOと行政の新たな連携体制の確立
今回調査は、柱に行政と大学で推進した鶴岡「元気居住都心」整備計画があり、これを受け社会実験の場として、行政と地元建築士会青年部が共同で、住いに関する専門集団(大工、不動産業、金融機関、地元商店街)とともにまちづくり組織を立ち上げた。本来NPOとは自立組織であるが、社会実験期間のH15-16年度の2ヵ年を市役所が支援事務局として担い、H17.4.1より特定非営利活動法人として自立した。行政目標をNPO活動として展開していくための新たなる試みであったが、目標成果をあげた反面、今後の本来的自立性の確立が課題となっている。          

応募団体名 特定非営利活動法人鶴岡城下町トラスト
リンク 旅の家 皓鶴亭
http://www.tsurutrust.org/
部局/担当者名 事務局長 早坂進
連絡先 TEL : 070-5471-8599
Emailアドレス : kobaecha@tsurutrust.org
推薦団体名 鶴岡市建設部都市整備課
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