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地域活力によるニセコ羊蹄「国際リゾート都市」の構築―リゾート景観づくり調査
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ニセコスキーエリアでは、オーストラリアなど外国人スキー観光客が急増し、宿泊・滞在施設等への外国資本の参入が相次いでいる。宿泊施設等の建設では、道内有数の豪雪地域特有の屋根雪対策等への理解不足や高層化に伴う地域住民とのトラブルが発生し、また、大規模スキー場と市街地を含めた地域全体としてのビジョンの欠如と現行まちづくりルールの限界から、環境阻害や乱開発が危惧されている。
しかし、単に建築規制だけでは、守りのルールとなり新たな投資が呼び込めないことになりかねない。地域としての将来ビジョンを確立し、それを示すことが地域の魅力を高め、優れた環境を保持しながら国際的なリゾート地区としてバランスのとれた発展をしていくことになると考える。
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各地区別の課題を抽出するため、地域に深く関わり活躍されている組織や団体の方々へのヒアリング調査をおこなった。
次に外国人事業者を交えた意見交換会、外国人長期滞在者の参加による「トレジャーハントツアー」を実施し、地元では気づかない地域の魅力と課題を発見したほか、WEBによる書き込み型地図を使って国内外のニセコ羊蹄ファンの参加を得るなど、より幅の広い視点からエリア全域における共通課題を抽出し、取組み目標の共有化に務めた。
これら調査の期間中、地域の現況に関する認識（魅力・課題･可能性など）を明確化し、共有するために、倶知安町だけでなくニセコ町の関係者の参加によって、リゾートビジョンワーキンググループ会議を実施したことで、町の境界を越えたエリアとしての検討を行うことができた。
また、ツアー会社の協力を得て、外国人ツアー観光客に対するアンケート調査をスキー場地区で実施した。リゾートビジョン素案の方向性を確認するために有効であった。
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地域の魅力や可能性を踏まえ、目指すべきニセコ羊蹄エリアのリゾートビジョンについて検討を重ねてきたが、ニセコ羊蹄エリア全体で共有できるニセコ町とのコンセンサスの図られた共通のビジョンである必要があることから、本調査では目指すべきビジョンの方向性を示すまでにとどまった。
しかしながら、倶知安町ニセコ町の両町界を越え、多くの関係者や観光客が本調査に参加いただいたこと。また、これまで「ニセコ羊蹄エリアは全体としてどのようなリゾート地を目指していくべきか」といった目標像の議論は、個別の議論に比べ多く語られてこなかったことを考えると、大きな前進であると考える。さらに、今回の調査で抽出・共有化された地域の課題と検討された取組み方向は、各々が地域にどのように貢献することができるかを示すことができた。
【ビジョンの方向性】◎通年型の ◎世界に通ずる国際的な ○アウトドアで楽しめる ○安らぎ、癒され、くつろげる ○長期滞在して楽しめる ○ニセコ羊蹄らしい日本らしさを感じる･･･リゾート地
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北海道虻田郡倶知安町
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http://www.town.kutchan.hokkaido.jp/
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企画振興課企画係
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TEL :
0136-22-1121
Emailアドレス :
kikaku@town.kutchan.lg.jp
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