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歴史的建造物を活かしたまちづくり
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羽州街道沿いに開けた城下町として発展した湯沢市には、独特の意匠を持った商家や酒造蔵、洋館のほか、哲人建築家白井晟一の作品など多くの歴史的建造物が残されている。これらの建造物は、良好な都市景観を醸しだし、優れた文化遺産として高い評価を受けているものもあるが、これまで貴重な地域資源として保存し活用する視点に欠けていた。
そこで、個々の建造物に回遊性を持たせ、伝統的な地場産業の情報発信や歴史観光施設として整備・運営し、新たなコミュニティビジネスの創出に結びつけるなど、新しい発想と視点による都市機能の回復に向け、その方法及び手段を産官学民一体となって調査・研究するものである。
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@ | 地域資源の再認識(一般市民を対象とした歴史再発見ツアーの開催) |
| 秋田県立大学の協力のもと「湯沢市の近代和風建築」を題材にオリエンテーションを行った後、市内26箇所の歴史的建造物及び小路をテーマ別3コースに分けて散策し、参加者からの意見や感想をアンケートで収集した。 |
A | 歴史的建造物の保存と活用手法の調査検討 |
| 秋田県立大学と連携し、建物所有者を対象とした対面式の活用意向調査を実施。歴史再発見ツアーのアンケート結果とともに分析し、グループワーキング方式によりストーリー性のある散策ルートの検討など、今後のまちづくりのアイデア等を抽出し、歴史資源マップとしてまとめた。 |
B | 他の施策との連携 |
| 厚生労働省所管の「地域提案型雇用促進事業」や、まちづくり交付金を活用する「都市再生整備計画」との連携を図りながら、合併市を象徴するあらたな都市交流空間の創造に向けて、地域が一体となって取り組める環境づくりを目指した。 |
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・ | 歴史再発見ツアーの開催や歴史資源マップの作成などにより、市民の歴史的建造物に対する関心と意識の醸成が図られた。とりわけ資源マップは、新聞での紹介後、問い合わせが殺到し、1箇月で2千部ほどが無料で配布された。 |
・ | 歴史的建造物の保存と活用については、これまで文化財の保存という視点で、任意団体やグループにより個別的に取り組まれていたが、まちづくりへの活用という視点を加えたことにより、観光物産団体や地域商店街などを巻き込んだ大きな流れとなりつつあり、市街地のにぎわいと活力を取り戻す起爆剤としての可能性が期待される。 |
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鰍sMOゆざわ
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湯沢市HP
http://aios.city-yuzawa.jp/contents/webyuzawa.nsf/doc/kura-18
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企画調整部総合政策課/樋渡剛
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TEL :
0183-73-2111
Emailアドレス :
hiwatashi0504@city-yuzawa.jp
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湯沢市
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