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紀伊長島町の漁業の中心地として発展してきた長島地区は、建築時期の古い木造建築物が密集しており、地震発生時の建物倒壊や火災の延焼が懸念されます。また、地区は平坦部が少なく、リアス式の海岸線から急峻な山地となり、津波による災害への対策が急務となっています。
このような背景に基づき、地震、火災、津波等の災害に強く住みやすい長島地区としていくため、その基本となる計画を策定しました。計画策定にあたっては子供から高齢者までの幅広い参加を促し、住民の防災意識の高揚に努めました。
同時に三重県により、地区の木造住宅約300棟を対象とした建築物外観調査が実施され、約7割の建築物が倒壊の危険性があるとの結果がでました。
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