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全国都市再生の推進
日仏景観会議の開催
富山県
高岡市においてフランスとの交流による景観会議の開催
都市景観に関するアンケート調査と景観評価調査の実施
景観形成・保全にかかる市民の役割・責務の明確化
調査名 フランスとの交流による景観形成運動展開事業
取組の概要 建設環境情報センターではフランスとの交流による日仏景観会議を開催しており、これまで倉吉市、彦根市、そして昨年は高岡市で開催しています。本会議はフランスの専門家を招聘し、地方都市における景観に関する具体的な課題を市民主体で議論する地方会議と地方会議の報告と過去の開催都市の担当者なども参加する東京会議という形態で行っています。昨年は、内閣府の都市再生モデル調査「フランスとの交流による景観形成・保全運動事業調査」により、本会議の開催と併せ、高岡市の景観形成の状況を調査するとともに、フランスの景観保全活動や高岡市における市民のまちづくり活動などの調査をとおして、景観形成保全に対する市民の役割や責務を明らかにしております。
取組内容
日仏景観会議・高岡(高岡会議)では、フランス側講師から路面電車の話題などを含め市民の交流による都市の活性化の動向が紹介されました。フランス側講師と日本側講師の対談ではフランスの都市形成や地方都市の活性化など幅広い意見交換がなされた。また、夜の広場での交流会ではフランス側の講師をはじめ関係者が参加し講演会の余韻の中で懇談が進められました。2日目の午前中の町探索は、市内5コースに分かれ地元の町会代表や市役所の関係者などの案内・説明で進められ、更に午後の討論会では高岡短期大学学生、町探索コース各地域の代表者などから地域の活動についてビデオを使い報告されるなど楽しい意見交換がなされました。東京会議では高岡会議の報告とフランス、日本側講師によるシンポジュームが行われ、フランスとわが国の制度の比較が紹介されました。
日仏景観会議の2日目の町探索の参加者に依頼して、キャプション評価法による景観評価調査を実施しました。調査は、カメラ、地図、評価カードを持って自由に歩き、「いいな、いやだなと思う景観」を撮影し、その理由を評価カードにメモし、最後に写真及びメモの纏めたものを回収する、というものであります。これらを遠景、中景、近景という視点で評価分析しました。
まちづくりへの効果
H17年4月1日現在
これまで景観形成を市民主体で進めるという視点で日仏景観会議を開催してきており、高岡においても、山町筋などの伝統的建造物地区における市民主体のまちづくりの取組みや日ごろの活動の重要性が明らかになりました。
都市景観は、その場所の歴史・文化や伝統などを先入観としてもち、その美しさや全体的な調和の度合いによって評価され、そして、その場所の故事来歴や取組みなどが説明されていることにより、より一層好印象を与えていることなどが判明し、景観形成活動のあり方の一因が明らかになりました。
市民、大学や行政の協働で地方都市における開催と東京会議でその報告という会議形式や過去の開催地からの参加を募るなどの取組みにより、その活動が評価・認識され平成17年の萩市をはじめ数都市からの開催要望が出されるなど「景観の輪」が広がってきています。
応募団体名 特定非営利活動法人 建設環境情報センター
リンク http://www.tdu-net.co.jp/ceic
部局/担当者名 吉田邦雄
連絡先 TEL : 03-5312-1834
Emailアドレス : ceic@tdu-net.co.jp
推薦団体名 富山県高岡市
(C) Copyright : 内閣官房 都市再生本部事務局
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