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自然と共生した観光交流実現に向けた地域資源調査 |
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2県13市町村を跨ぐ広域連携による新たな観光産業づくりと、自然・歴史・文化といった地域資源の適正な活用と保全を進めるために、メインステージとなる信越トレイル(全長80kmの長距離トレッキングコース)の整備と活用を行っている。平成16年度は、トレイルの本格運用を目指し、トレイルの整備、二次交通・宿泊・ガイド等のハイカーの受け入れ体制づくりに加え、永続的な活動のベースともなる自然環境等の地域資源調査を「全国都市再生モデル調査」の活用により実施した。調査延べ人員は、地元や近隣住民を中心に約500名にもなり、貴重な地域資源を調べることができた。また、テレビや新聞・雑誌等で大きく取り上げられたことで、地域のPRにも貢献した。 |
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貴重な地域資源の保全と持続可能な活用の方法を確立するための基礎情報として、自然・歴史・文化・トレッキング利用現況等の収集を目的に調査を実施。この調査は同時に、地元住民に実際に信越トレイルを歩き、活動を理解していただくための良い機会として、活用した。関係市町村の観光担当者にも積極的に参加いただいた。広域にわたる活動のため、調査範囲も信越トレイルが跨る山脈全域とした。これにより、県境や市町村境に関係がない、自然の生態系やかつての地域の生活・交流が明らかになってきた。また、有識者・地元住民等により構成された「信越トレイルの利用と保全に関する検討委員会」を設置し、収集した情報をもとに、トレイルの適正な保全と活用を図るための方法を検討し、ガイドライン(活動方針)やルールを導き出すことができた。
この調査活動に加え、歩道整備や二次交通・宿泊・ガイド等の信越トレイルの利用者受け入れ体制づくりに非常に多くの参加者を得ることができた。これの活動への参加者は延べ1000名以上にもなり、地域内における関心の高さが伺えた。さらに、地元から全国規模のメディアにも取り上げられる機会が増し、取組みへの認知度が加速度的に高まっている。 |
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地元の複数の地域がトレイルの活用を推進。 |
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2県13市町村全てにおいて地元住民への説明会を複数回実施し、信越トレイルへの理解が進んだことに加え、各種メディアでも紹介され注目度が高まっている。これらを受けて、地元の各地域では、トレイルの活用を重要な地域振興策として位置づけ、メイントレイルへの接続道を独自に整備・活用する動きが始まっている。各地域には信越トレイルへ接続するかつての峠道があることから、今後、トレイルを活用した取組みが同時多発的に広がり、多彩なトレッキングエリアとなる可能性がある。 |
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NPO法人 信越トレイルクラブ |
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http://www.iiyama-catv.ne.jp/~s-trail/ |
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事務局/木村 |
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TEL : 0269-69-2888(なべくら高原・森の家内)
Emailアドレス : s-trail@iiyama-catv.ne.jp
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