|
木曽川流域の自然環境を活かした観光の活性化調査 |
|
各務原市をモデル都市とし、周辺の名古屋市や岐阜市等をはじめとする中部圏から気軽に訪れることのできる都市型観光を促進するため、木曽川の自然環境を活用した各種施策の立案と市内の既存観光拠点や自然景観・環境などとの連携方策を検討した。また、モデル調査と有機的な連携を図りつつ、まちづくり構想を具現化するための『河川環境楽園を核としたまちづくり研究会』を並行して開催し、河川環境楽園を核として周辺の交流拠点との交通ネットワークのあり方や商業施設誘致の可能性などを検討し、河川環境楽園を核としたまちづくり構想を策定した。
|
|
河川環境楽園へは年間455万人強が来園(平成16年度)しており、今回の利用者アンケートからリピート率も高いことが解った。しかし、河川環境楽園周辺施設とのネットワークが悪いこと、周辺施設の知名度が低いこと、情報発信が不足すること等から河川環境楽園の中で行動が完結している状態である。
そこで、来訪する多くの利用者を周辺地域に導くための土地利用構想(川をテーマとした商業ゾーンの配置)及びネットワーク構想(サイクリングコース、スマートIC、歩行者周遊路ネットワーク、アクセス道路整備構想、水上レクリエーションコース及び立ち寄りポイント配置構想等)をとりまとめ、まちづくり構想を策定した。
これらの検討結果を踏まえ、平成17年4月に開始された「東海北陸自動車道川島PAに接続するスマートICの社会実験」の利用者ニーズ調査等を別途実施し、その結果を踏まえ、スマートICとの連携による来訪者の利便性向上策の検討を行う予定である。
|
|
○ |
観光客入込み客数の増大
|
|
H12 |
→ |
H15 |
→ |
H16 |
|
→ |
|
今後 |
旧市内 |
|
103 |
|
133 |
|
|
|
→ |
|
増大が期待される |
河川環境楽園 |
|
287 |
|
327 |
(水族館開園)455(万人/年) |
|
○ |
市内観光の促進
景観条例、景観法等による各地区のまちづくりへの取り組みの中で、市民や観光客が楽しめる仕掛けがなされる事が期待される。
また、市内の他の観光資源の利便性や知名度及び魅力を向上させ、周遊を促す取り組みが期待される。
|
○ |
市民参加による自然環境学習の場づくり
市民参加による北派川アウトドア・フィールドや河跡湖公園等の公園整備、既存樹林地の自然や生態系に配慮した保全活用が期待される。
|
○ |
まちづくり構想の実現
実験的取り組みにより、木曽川流域のサイクリングロード・レンタサイクルの実現に向けた試行的運用、コミュニティバスを活用した周辺観光地との連携など中部圏の身近な日帰り観光を促進するための周遊パッケージ、有料施設の割引・スタンプラリーの実施等が期待される。 |
|
|
岐阜県、各務原市 |
|
|
|
岐阜県都市整備局都市政策課まちづくり担当 矢橋 正彦 |
|
TEL : 058-272-1111 内線3753
Emailアドレス : c11654@pref.gifu.lg.jp
|
|
|