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スローサイクリングによる地域自立・広域観光振興ソフト施策検討調査 |
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スローライフ及び新しいツーリズムのアイテムとして自転車に着目し、ハード整備ではなくサイクリストを取り巻く環境ソフトの充実を主眼に実験事業を展開。新しいレンタサイクルシステムとガイドツアーによるホスピタリティの充実、掛川を起点に北遠、南信に至る塩の道を自転車で走るロード・オブ・ザ・ソルト、鉄道と自転車を組み合わせたサイクルトレインと滞在型サイクリングを実施。サイクリストの視点に立ったとき、観光都市ではない掛川のような地方都市が地域資源の宝庫であることが見えてきた。団塊の世代の一斉退職が間近に迫り、京都議定書の発効、健康志向の後押しもある中、自転車、スローサイクリングが地域の魅力の再発見、自立と再生、活性化につなぐ大きな可能性を示した。 |
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新しいレンタサイクルシステムとガイドツアー実験
愉しくユニークな自転車「リバイブ」のレンタル、掛川の見所を地元サイクリストが案内するガイドツアー。特定のイベントに特化するのではなく、通年にわたって自転車愛好者が訪れたくなるもてなしシステムづくりが重要とし、余暇の楽しみの一つとしてのサイクリングの定着を図る。 |
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ロード・オブ・ザ・ソルト
3泊4日の塩の道ツアーは専用ウエブサイトでリアルタイムに発信し、自転車を愉しむまちを広域的にアピール。スローサイクリングの魅力は寄り道・交流・再発見であり、小さな集落の人の暮らし、何気ない脇道の非日常さ、先人の辿った息づかいなど感じることができた。サイクリストの視点だからこそ気づいた豊かな地域資源であった。 |
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自転車愛好者が集まる場の創造
天竜浜名湖鉄道の協力を得てサイクルトレインを実施。様々なガイドツアー、ミニフォーラムを開催、自転車愛好者が集まり、語り合える場を創造した。
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自転車を愉しむまち掛川をアピール
実験事業は新聞・雑誌に取上げられ、特に「ロード・オブ・ザ・ソルト」の各自治体への表敬訪問は各新聞社が連日のように報道し、社会的インパクトのある事業であったことをあらためて実感。地元テレビ局の取材も受けた。 |
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新しい観光資源開発ツールとしての「自転車」
掛川市が10年間行ってきた「塩の道会議」の新たな起爆剤として、また「歩行文化」の延長線上にあるツールとして、自転車は新たな可能性を示した。実験事業でのヒアリングやアンケート結果は好意的なものが多く、また企業からのレンタサイクルに関する問い合わせもあり、事業化への手ごたえを感じた。 |
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「わがまち」の魅力再発見
サイクリストの視点を持つことで、市民自らが「わがまち」の魅力に気づき、誇りを持ち、その良さを知ってもらうための行動の第一歩を踏み出せた。これこそが、市民の主体的なまちづくりの第一歩であると感じた。 |
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NPO法人スローライフ掛川 |
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NPO法人スローライフ掛川ウェブサイト
http://www.slowlife.info |
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連絡事務所 理事 佐藤雄一 |
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TEL : 0537-22-0654
Emailアドレス : project@slowlife.info
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