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平成16年12月に長湫南部土地区画整理組合と協力して、植樹会を実施した。 |
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平成16年12月に長久手町福祉の検討会を役場職員、名古屋市名東区医師会、地域住民等と立ち上げ、勉強会の実施を行っている。 |
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平成17年8月竣工予定で、多世代交流自然村に計画する住宅のプロトタイプとなる、モデル住宅の計画を進めている。 |
本調査の計画地では、「NPO法人 雑木林物語」を含む、既存施設を運営している「社会福祉法人愛知たいようの杜」、「ゴジカラ村役場株式会社」、「学校法人吉田学園」の4つの組織によって構成される「ゴジカラ村」と呼ばれるむらづくりが進められている。以下に本調査に関連して行われているゴジカラ村の活動について示す。 |
(1) |
雑木林再生の方法の一つとして、当地域内に植樹マウンドを設け、植樹による緑地回復が行われた。 |
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苗木約10,000本の植樹を行う。(平成15年6月) |
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日本桜協会の寄附により山桜200本の植樹を行う。(平成15年11月) |
(2) |
地域環境団体、街づくり団体との森再生への活動(草取り、清掃)が定期的に行われ、既存福祉施設利用者との交流が行われている。 |
(3) |
既存福祉施設のボランティアとして、高齢者から子供まで介護現場へ入っている。 |
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平成12年より地域通貨(エコマネー)が導入され、実施されている。 |
(5) |
長湫南部土地区画整理組合との連携により、景観整備の検討や勉強会に参加している。 |
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計画地の現況調査の実施により、造成による新しいまちの骨格の把握及び、特徴の抽出ができた。 |
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現地調査、ワークショップでの意見聴取の200項目以上の意見より、多世代交流自然村の施設、環境、運営方法等が導き出された。この調査事項を踏まえ、基本理念を策定し、多世代交流自然村及び雑木林再生のマスタープランが策定できた。 |
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マスタープランを策定するに当たり、本事業は一部の街区以外は全て借受により事業敷地を確保する必要がある。このため、1画地は借り受けできなかった場合や、まとまった土地として借り受けできなかった場合を考慮し建物、広場等の配置を検討した。具体的な借受の方法については、今後の検討課題となる。 |
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また、区画整理事業が行われた敷地には、道路とのレベル差が発生するため、主に高齢者を対象としたまちづくりを行う本計画においてこの条件は、今後の実施計画での課題となる。 |
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雑木林再生の方法として、(1)区画整理事業の規定の道路利用区分を設定し、車輌通行の少ない道路は、樹木が立ち並ぶプライベート性の高い道路として計画する。(2)既に一部の敷地で実施されている植樹マウンドにより、道路と街区の外周部を緑化する。(3)原則、全ての住戸に屋上緑化を施す。といった3つの方法が検討された。 |
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本計画は、比較的小規模の住戸を建ぺい率ぎりぎりに計画する方法を検討した。今後、住戸のタイプを戸建又は長屋とするか、宅地の接道条件の整理、一団地申請の検討など、関係法規の所轄諸官庁との協議を行いより具体的な方法を検討する必要がある。 |