|
新潟市は平成19年4月に、本州日本海側初の政令指定都市を目指しているが、「観光資源が乏しい」「宣伝下手」ということも言われ、今後交流人口の拡大方策は重要な課題といえる。今回、それに寄与するべく「都市型観光」をキーワードに、「街路空間軸」の景観面における魅力向上ための整備方策等について調査を行った。ここでの「都市型観光」とは、名所旧跡等をめぐるティピカルなものでなく、人が居住し生活している「街なか」を対象に、その地域の歴史・文化・環境等を踏まえ、選定した「街路空間軸」に、何かを少し付加する形での魅力向上策を探ったもので、住民にとって「歩きたくなる街並み」は、来街者にとっても良いファクターになるという前提に立っている。 |