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大浜地区は古くから湊町として開け、寺院が点在し、蔵や路地の多い特有の風景がある。しかし、接道条件を満たさず建替えができず、老朽化した住宅も多く、人口減少と高齢化が進行している。このような中、「歩いて暮らせる街づくり」、「地域再生計画」の認定をうけ、まちづくりが行われている。
本調査では、地域住民に対しシンポジウムにより路地の魅力の普及啓発をおこない、アンケート調査による路地に対する住民の意向調査をし、路地を地区の魅力と考える住民が増えつつあることが把握された。また、ワークショップ等を通じ路地の保全・再生に関する手法、合意形成のあり方についての基本的な方針を示すことができた。 |