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農山村資源の活用と健康サービス拠点のネットワーク化によるまちの活性化調査
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生活習慣病克服及び介護予防等に向けて、地域住民が気楽に健康増進情報を入手し、健康増進活動を楽しく実行する仕組みが求められている。しかし、健康増進にかかわる活動を従来の医療・福祉の枠組みだけで取り組むことには限界がある。そこで、町にある健康増進機能をもった拠点(施設・空間)を健康増進・情報交換の拠点である「健康の駅」として位置づけ、ネットワーク化を図りながら、健康増進を進めることを目的に事業を進めた。森林浴や安全な食、温泉など、農林業はもとより、病院・福祉施設、温泉施設等多様な施設等を医学の分野ではなく、健康増進分野として位置づけ、連携を図る仕組みづくりをめざした。
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実践に向けて町民、専門家等の参加によるワークショップを行い、健康増進施設の位置づけと活用手法の検討、健康の駅という名称を冠することの妥当性、効果等について調査研究を進めた。また、町内における「健康の駅」のネットワーク方策を模索しつつ、健康実践のプログラム化(森林、食、温泉、園芸等の活用)を検討し、白川町の資源を有効活用した健康づくりプログラムによるモニター調査を行った。今回は特に、行政と地元の民間病院、健康関連団体等が対等な立場で検討し、健康増進、あるいは健康サービス産業として機能できる「健康の駅」のネットワーク化について議論を深めた。白川町において関係するネットワーク施設としては、病院、福祉施設、農業施設(白川茶・無農薬野菜などの健康食)、温泉施設、森林空間、スポーツ施設、観光施設(健康体験施設)、道の駅などがあげられ、これらの施設が今後健康をテーマにさらに横断的に連携すれば大きな地域活性化効果が期待できる。
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白川町は農山村空間であり、町内には多様な健康増進機能をもった施設、空間がある。また、古くから高齢者をサポートする仕組みを培ってきており、現在に活きている。しかし、時代とともに高齢化が進み、その対応が求められている。また地域の人のコミュニケーションが希薄化しつつあることも否めない。
そのような中、健康増進をキーワードに、人々の交流や連携を深めるとともに、その活動を財産に、都市との経済交流につなげていくことは、まちづくりの大きな課題である。「健康の駅」はその基点となりつつあり、健康の駅を起爆剤に今後健康観光システムを定着させていけば、町と都市部の人との健康コミュニケーションの仕組みづくりが一層進むものと期待している。
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白川町
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