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全国都市再生の推進
下田まち遺産大学
静岡県
市内に残る歴史的建造物や風物について理解を深める啓発活動
その街らしい、ローカルな遺産「まち遺産」の調査や社会実験
それら一連の取り組みを多様な主体の協働により実践
調査名 旧南豆製氷所から始まり多様な主体が連携して取り組む下田「まち遺産」保存復活プロジェクトと「まち遺産」を活かした下田活性化策検討調査
取組の概要  下田市内に集積する石造建築やなまこ壁の民家、またそれらが織り成す独特の景観、風物を次世代に残すための様々な取り組み。それまで各自それぞれに行動していたまちづくり会社や各市民団体・地元有志や他都市のNPOや学生らが協働し、役割分担をしながら市内の建造物調査、見学会や講演会、修復の為の社会実験を実施した。またこれらの事業を通して、その街らしい歴史的な町並みを保全する為のシステムの考察、定住促進の為の考察を行った。
取組内容
@下田まち遺産大学
 街をキャンパスに見立て、そこで街を学ぶ・知るというコンセプトの取り組み。150年昔の石蔵の見学、札幌軟石の産地で保存活動をしている講師を招いての講演会、歴史的建造物の保存・公開を通して文化のまちづくりを進める熱海市の事例報告会など。
A下田まち遺産調査
 実際に街に出て、まち遺産をつぶさに調査する取り組み。中心市街地内で区域を選定し、その中の1300件あまりの物件に対しての詳細な調査を実施した。3日間かけて行われた調査作業には東京からのボランティアも含め延べ96名が参加した。
B下田まち遺産修復社会実験
 まち遺産の修復作業を社会実験として体験してみようという取り組み。歴史的建造物の屋根の一部と住吉稲荷という古い社の石垣修復に挑戦した。建築専門学校の先生・生徒・建築士そして大工・左官・鳶・石工などの地元職人とボランティアの協働により実現した。修復の為の寄付、資材の寄付、ボランティアの募集という所からはじまり、実際の作業では職人さんに様々な事を教えてもらいながら進めた。延べ236人もの参加者による修復社会実験は1ヵ月半をかけ、終了した。
C下田定住促進及び修復システム検討
 下田市で進めているまちなみ景観計画策定などと平行して良好なまちなみ景観や歴史的建造物のメンテナンス、利活用のシステムを他都市の事例を踏まえながら考察した。
まちづくりへの効果
H19年8月現在
 伊豆半島は昔から石材の産地であり、比較的石造建築がよく残っている。中でも下田市は中心市街地にかなりの石造建築が集積しているが、その歴史や詳細なデータは今まであまり調査がなされていなかった。今回の調査により具体的な数値がデータ化され、今後のまちづくり活動、特に歴史的な町並み景観を守るというような活動への布石として説得力を増した。また多くの若者、市民、職人らが現場で実際に行動する有様が地元ケーブルを始め各メディアで取り上げられた事で、地元で応援して下さる方も増え、今後のまちづくり活動にプラスになると思っている。またこの調査に申請するキッカケともなった下田に残る最大級の石造建築「旧南豆製氷所」が下田市で初めての登録有形文化財として本年7月に正式決定となった事は因縁深い。
応募団体名 下田まち遺産連携会議
リンク 南豆伊豆石トラスト 
http://www.izuishi.com
部局/担当者名 南豆伊豆石トラスト(上記会議構成団体の一つ) 代表 清水直子
連絡先 TEL : 0558-23-4465
Emailアドレス : info@izuishi.com
推薦団体名 下田市役所  
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