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大学の知識・資本を活用した21世紀型再開発手法に関する調査
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市内にある4つの大学には多様な研究科目があり、その専門性を活かした都心再生の方法を研究・提案する。また、地元在住の学識者による講演会を開催、都心の歴史とその価値を再認識した。さらにエリアの特色を活かしたブランディング戦略を考えるため、都心で活躍するクリエイターが集結した。これらの人的・物的な資源・資産を融合させ、スクラップ&ビルドによる20世紀型ではなく、今ある資源を有効に活用した岡崎オリジナルの21世紀型再開発手法を考える。その拠点として、都心ショッピングセンターの空き床を利用し、「まちづくり研究所」を設立、まちづくりに関わる人、団体が自由に交流できるスペースとして活用した。
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スクラップ&ビルドによるハード整備が中心であった20世紀型再開発に対し、今ある資産の価値を再認識し、明確なコンセプトのもとに有効活用することによって新しい文化が創造される土壌を作ることが21世紀型再開発と位置づける。その具体的手法を検討するために、大学の専門研究から見た都心再生の方法を提案する「コミュニティデザインリーグ」の実施、地元の歴史家、建築家、デザイナーらによる「まちづくり講演会」の実施、学生とまちの人間が交流する場の提供として、歴史に絡めたイベントや、ゼミ発表会の公開を行った。また、都心に存在する価値ある資産、人、店が、ほとんど市民に知られていないこともわかった。そこで、地元メディア、クリエイターと連携、情報発信力の強化を図り、都心マップの作成や地域SNS立ち上げを行った。さらに、再開発を考えるときに不可欠な地区地権者への啓発として、「都市再生支援フォーラム」を開催、他地域の開発事例や手法、改定まちづくり三法について勉強した。これらの活動の拠点として、都心ショッピングセンターの空き床1フロアを「21世紀まちづくり研究所」とし、ワークショップの会場、学生の研究スペース、メディア戦略会
議などの場として、多分野に渡る人たちが活用、新聞などメディアにも取り上げられ、その活動が広く市民に向けて発信された。
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モデル調査事業で策定した再生プランの具体的検討の中で、ワークショップに市関係各課が積極的に参加していただけるようになり、活発な意見交換が行われるようになった。また、地区地権者も徐々に集まりはじめ、再生に向けた意識の向上が見られるようになった。協議会の実行部隊であるDRTにも、まちづくりに熱心な都心住民や学生も参加するようになり、よりプロフェッショナルな集団として位置づけられるようになった。今後、新しく建設される図書館交流プラザ、プロムナードなどが、より一層市民に愛され、活用される場となるように、市との連携をさらに緊密なものとする。
現在空き床が目立つ「シビコビル」では、より市民に親しまれる場となるようにアンケートを実施することになった。単なる建物としてではなく、駐車場、駐輪場、周辺の歩道、交通アクセスなども含めた「場」として、何が必要かを検討する。
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岡崎城下まち都心再生協議会
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現在構築中
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岡崎城下まち都心再生協議会事務局 和泉 秀明
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TEL :
0564−26−2210
Emailアドレス :
izumi@221ent.com
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