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全国都市再生の推進
みんなで守るかいてき通学路
茨城県
通学路の危険箇所情報をインターネット上の地図を使って共有
学校と地域の関係機関が連携し、一体となった取り組み
地域情報の共有によるコミュニティの活性化
調査名 子供たちの通学路から発見した地域情報にもとづくコミュニティの活性化プラン
取組の概要 近年通学途中の子供たちの安全がおびやかされる事件が社会問題となっている。この背景には通学途中の子供への住民の無関心や住民同士の対話の不足など、コミュニティの崩壊が深く関わっている。また、つくば-東京間を結ぶつくばエクスプレスの開業が2005年8月に予定されており、沿線市町村への人口流入により街の安全面での不安要素が増えてくる。
そこで、周辺地域の通学路での危険箇所等の“まち情報”を、インターネット上の地図を活用して、学校、家庭、地域住民とが共有することにより、地域住民の対話の機会を増やし、学校、家庭、地域住民全体が連携し、通学路を含めた街の安全確保の活動が活発に行われることで、コミュニティの活性化を図る。
取組内容
危険箇所情報の整理
  危険箇所に関するデータを、治安、交通安全、危険な遊び、危険な生物等に分類し、危険箇所として共有すべき情報内容を体系的に整理した。また、保護者だけでなく子どもたちにも分かりやすく危険箇所を把握できるように、子供向けにデザインされた地図上に、危険箇所のシンボルを登録し共有する仕組み“つくばスまっぷ”を構築した。
危険箇所データの収集・登録
  実験校としてのつくば市立竹園西小学校を中心として、隣接する竹園東小学校、竹園東中学校の各家庭から収集した過去5 年間における子どもたちの危険箇所データを“つくばスまっぷ”に登録し、情報公開を開始した。
  また、地域の理容組合など、関係組織からの情報提供を受け、情報の共有を図った。
情報共有の効果等に関する意見交換
  危険箇所データの中でも、特に治安に関する情報については、情報共有の方法について個人のプライバシーの問題や情報の信頼性をいかに確保するかというような問題についての意見交換を行い、情報の公開の方法についてのルール化を図った。また、情報の活用方法についてもインターネットの環境が無い家庭等への配慮として、危険箇所のマップを印刷して配布するなどの活動を行った。最後に、このような“つくばスまっぷ”の利用効果に関するアンケート調査を実施し、運用開始後1ヶ月における“つくばスまっぷ”の認知度65%、活用効果がある63%との回答を得ている。
まちづくりへの効果
H17年4月1日現在
これまでは、地域の安全に関わる情報は、学校単位で集約され、学校間や地域全体で共有されることはなかった。今回、“つくばスまっぷ”を活用することで、地域の状況が全体的に把握できるようになり、地域の学校、関係組織間の相互の協力関係を強くすることができた。
“つくばスまっぷ”による実験を通して、地域の企業、母親クラブ、NPOなど学校関係者以外の関係組織が、“つくばスまっぷ”の活動に関心を持ち、“つくばスまっぷ”への情報提供や意見が提供され、活動の広がりが生まれてきた。
安全情報以外にも、地域の環境情報など、地域に密着したまち情報を“つくばスまっぷ”を利用して共有したいという要望があがっており、広い分野での情報共有による地域コミュニティの活動を活性化する効果が期待される。
応募団体名 つくばスマートコリドール構想推進協議会
リンク つくばスまっぷ【ふくろうサイト】
http://sdjgis.minidns.net/smap/
部局/担当者名 協議会事務局 綿引克己
連絡先 TEL : 029-301-2567
Emailアドレス : joho1@pref.ibaraki.lg.jp
推薦団体名 つくば市
つくばスマートコリドール構想推進協議会1
つくばスマートコリドール構想推進協議会2
つくばスマートコリドール構想推進協議会2
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