アンケート調査(有効回答数合計1821)、および調査対象地区の利用実態調査により、市民が真に望む駅周辺機能と、実際の整備・利用実態とに乖離があることが判明した。 調査の結果、市民が駅周辺に望む都市機能は、(1)交通機能(駐車場等)、(2)市民サービス機能、(3)治安維持機能、(4)健康増進機能、(5)医療機能、(6)児童福祉機能であることが分かったが、このうち調査対象地区に不足しているのは(2)と(4)と判断。それら施設の整備について、官民連携方式型(PFI的考え方に基づく官民連携方式型)にてモデル事業プランを作成した。 「(2)市民サービス機能」については、単なる役所の出張所ではない、市民生活から市制や各種取り組み等に関する様々な相談が可能な『街のコンシェルジェ』を提案し、「(4)健康増進機能」については、駅近郊に現在ある老朽化したスポーツ施設を、新たな考えに基づき移設・再整備するとともに駅周辺のクリニックを連携した『メディカルフィットネス』を提言した。 また、駅周辺エリアを実質的に拡大させるための「新たなバス網の整備」については、現在鎌ヶ谷駅前を運行している「市のコミュニティバス」と、民間事業者が独自に運行している「各種送迎バス」とを共同化する『官民連携バス運行システム』を提言した。