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全国都市再生の推進
〜駅周辺を快適な暮らしが可能な街へ〜
千葉県
中心市街地衰退化への危惧と少子高齢化社会到来への準備
駅周辺の付加価値を高めるための計画を検討すること
ニーズの高い都市機能を調査し、官民連携型整備手法を提言
調査名 少子高齢化社会を見据えた駅周辺必要機能調査及び施設整備手法の検討業務
取組の概要 鎌ヶ谷駅周辺は中心市街地活性化基本計画の中心核の一つ。市施行土地区画整理事業や「国土交通省くらしのみちゾーン」登録による基盤整備事業が進む一方、共同化や街並みづくりに関する地権者意識が高まり、駅周辺の土地有効活用が進捗中。平成16年度は本施策を活用して各種調査を実施。市民ニーズの高い都市機能を施設整備する官民連携方式型のモデルプランを作成したほか、老朽化した既存公益施設の移設・再整備や、駅周辺エリアを実質的に拡大させる新たなバス網の整備を提言した。平成17年度は本調査結果を行政機関や市民に提言するほか、各種施設や交通インフラ等の整備手法や課題点を詳細に検証し、少子高齢化社会を見据えた駅周辺の街づくりを推進する。
取組内容

アンケート調査(有効回答数合計1821)、および調査対象地区の利用実態調査により、市民が真に望む駅周辺機能と、実際の整備・利用実態とに乖離があることが判明した。
調査の結果、市民が駅周辺に望む都市機能は、(1)交通機能(駐車場等)、(2)市民サービス機能、(3)治安維持機能、(4)健康増進機能、(5)医療機能、(6)児童福祉機能であることが分かったが、このうち調査対象地区に不足しているのは(2)と(4)と判断。それら施設の整備について、官民連携方式型(PFI的考え方に基づく官民連携方式型)にてモデル事業プランを作成した。
「(2)市民サービス機能」については、単なる役所の出張所ではない、市民生活から市制や各種取り組み等に関する様々な相談が可能な『街のコンシェルジェ』を提案し、「(4)健康増進機能」については、駅近郊に現在ある老朽化したスポーツ施設を、新たな考えに基づき移設・再整備するとともに駅周辺のクリニックを連携した『メディカルフィットネス』を提言した。
また、駅周辺エリアを実質的に拡大させるための「新たなバス網の整備」については、現在鎌ヶ谷駅前を運行している「市のコミュニティバス」と、民間事業者が独自に運行している「各種送迎バス」とを共同化する『官民連携バス運行システム』を提言した。

まちづくりへの効果
H17年4月1日現在
市民サービスの向上と、行政負担の最小限化・効率化
  本調査で提言した『街のコンシェルジェ』『メディカルフィットネス』『官民共同運行バス』などの実現により、市民サービスの向上が期待される。また、それら整備においてPFI的発想で官民連携型事業手法を導入することにより、行政負担を最小限化とするとともに、その効率化が期待される。
行政、自治会、商店街等とのワークショップの活性化〜「少子高齢化社会に対応した街づくり」
  本調査結果は、現在の市場を分析して事業化する民間発想のみでは真の付加価値向上はなしえないことを示している。官民協働で街づくりを議論する場においては具体的データやプランなどの材料がなければ深い議論にならないが、本調査結果により、議論の活性化が期待される。
ソフト面(活用と管理)の重要性の認識向上
  今後の詳細な検討により都市機能整備の計画が進捗するに伴い、ソフト面(活用と管理)の重要性について提言を加えていきたい。現在、鎌ヶ谷駅周辺では各種イベントや市民参加型の公共空間の管理活動を行っているが、このような公共空間の活用と管理こそが、中長期的に、駅周辺や街の付加価値を高めていくと考える。
応募団体名 特定非営利活動法人 KAOの会
リンク 「駅前を核としたまちづくり活動」 NPO法人KAOの会
http://npo-kao.hp.infoseek.co.jp/
部局/担当者名 理事・事務局長 下田 祥裕
連絡先 TEL : 047-498-6111
Emailアドレス : npo.kao@isis.ocn.ne.jp
推薦団体名 鎌ヶ谷市
(C) Copyright : 内閣官房 都市再生本部事務局
〒100-0014 千代田区永田町1−11−39 永田町合同庁舎3階 TEL03-5510-2151