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複数駅周辺における再開発事業の(リンケージによる)相互利益実現に向けたマネージメント手法の構築 |
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大田区では、平成24年度(京浜急行線の連続立体交差事業の完了時期)の完成をめざして、近接する3駅周辺でまちづくり(再開発事業)を検討している。それぞれがひとつの市街地再開発事業として成立するだけでなく、より魅力的なまちづくりに貢献できるように、連続立体交差事業の進捗にあわせて効率的・効果的に面的整備を進めるべく、地区単体の再開発から、3地区と周辺地域を一体的に考えるまちづくり(再開発)への転換を図る手法について検討した。 |
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○ |
グランドデザイン(3地区と周辺地域におけるまちづくりの将来像)の例を作成 |
○ |
リンケージのスキーム検討 |
ア) |
地域の住民や地権者等による組織において、地域の将来像(グランドデザイン)の作成が必要。 |
イ) |
地域で共有された将来像(グランドデザイン)を実現するため、広域的組織が 《保留床取得者》として、再開発事業等を調整。 |
ウ) |
再開発事業は各地区の施行主体(組合、会社等)が実施 |
エ) |
広域的組織が《各事業の資金調達をコーディネート》《地区間の権利移動をサポート》することで、地権者の選択肢を増やすとともに、各地区の効率的な施設構成を実現することが期待される。 ⇒事業成立性の向上に寄与する。 |
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○ |
グランドデザインを作成することによってまちづくりの将来像が明確になり、3地区の拠点性を向上させるなど都市計画マスタープランの具体化が期待できる。
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○ |
各地区の事業主体、協議会、広域的組織、大田区などの協力体制を構築しながら事業を推進することにより、地域と一体となったまちづくりを実現することが期待される。 |
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東京都大田区 |
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交通事業本部交通再開発課 大沼敏夫、大木康宏 |
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TEL : 03-5744-1356 |
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