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全国都市再生の推進
首都圏に浮かぶ「緑の島」の保全・活用
東京都
狭山丘陵の保全・活用に関する関係主体の連携・協働体制の確立
公園・緑地に関する情報、拠点間ネットワークの拡充
丘陵地の自然環境・公園緑地に関する情報交換・共有
調査名 「緑の島」 狭山丘陵連携保全・活用調査
取組の概要  都市再生プロジェクト「大都市圏における都市環境インフラの再生」の中の「まとまりのある自然環境の保全」を目的に、関係各省や都県市により「自然環境の総点検」が実施された。これに引き続き実施された「首都圏の都市環境インフラのグランドデザイン」の検討結果を受け、東京都・埼玉県にまたがって連担する狭山丘陵の緑を、都県市やNPOなどと連携して広域的に保全・活用するための調査・検討を行った。
  都市に残る貴重な環境資源である丘陵地の保全・活用に向けて、東京都、埼玉県及び関係6市町で「狭山丘陵の自然環境に関する連絡協議会」を設立し、共通の認識と方向性を持ちつつ、「グランドデザイン」による地域の目標像実現への取り組みを検討した。
取組内容 <実施項目>
1.基礎資料の整理
狭山丘陵の保全・活用の基礎・骨格情報として、その現状および経過について、整理を行った。
工夫点:今回の資料で全容が把握できるよう一元的に整理した
●現況調査の実施  ●自然環境の経年変化の把握  ●緑地制度、取組調査の実施
2.行動計画等の作成
整理した基礎資料を基に、「首都圏の都市環境インフラのグランドデザイン」における狭山丘陵の目標像実現へ向けた、協議会での取組について提案した。
工夫点:協議会において自由な意見交換ができるよう、拘束力を持たず随時見直しのできる緩やかな行動計画を作成した
●施設別の管理方針等の整理  ●行動計画の作成
3.ケーススタディの提案・実践
上記の行動計画のうち、狭山丘陵の協働による利活用や保全に向けて、実効性の高いものについてケーススタディとして具体策を提案・実践した。
工夫点:協議会での目に見えた成果が得られるよう、具体的な取り組みも実施した
●共通パンフレットの作成  ●現地視察の実施

<課題等>
・自治体毎に保全や活用のための制度・手法が異なっており、共通の取り組みへ向けた摺り合わせが困難である。
・制度改正による保全の促進や公園整備の促進などは、協議会構成員だけで解決できる課題ではなく、当面協議会で実施できる項目としては利活用へのソフト事業展開に限定される。

<今後の予定>
・丘陵地の一体的な利用促進へ向けたモデルコースの設定やサイン・アクセス改善のため、協議会合同の現場調査を実施し利用ネットワークモデルを策定する。

まちづくりへの効果
H17年4月1日現在
 丘陵地の緑は広域にわたって連担しており、各自治体において同様の課題を抱えている保全・活用の取り組みに対し、行政境を越えて共通の認識と方向性を持つと同時に、連携した課題解決を図るための基盤が築かれた。これにより、各主体の特性を活かした役割分担によって対策を進めることで、今後の効率的な保全・活用への取り組みが期待される。また、協議会の各構成者間で、統一した方針の下に個々の取り組みを実施し、その結果をフィードバックすることで、より実効性の高い丘陵地の保全・活用方策の展開が期待される。
  具体策としては、丘陵地の公園・緑地に関する共通利用パンフレットを作成した。このパンフレットにより、行政界にとらわれない一体的な自然環境として、利活用面での連続性をPRすることで、利用誘導の促進や緑地への愛着・重要性の意識醸成が期待される。

今後は、共通認識の下での取り組みにより、以下の展開が期待される
・丘陵地保全・活用の推進に向けた、質の高い公園・緑地等の維持管理
・環境教育等に資する施設の管理運営など普及啓発の推進
・丘陵地の利用促進とそれに伴う利用者の意識醸成

応募団体名 東京都
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部局/担当者名 建設局公園緑地部計画課/田巻
連絡先 TEL : 03-5320-5369
推薦団体名  
緑の島・狭山丘陵1
緑の島・狭山丘陵2
緑の島・狭山丘陵3
緑の島・狭山丘陵4

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