都市再生本部
HOME 都市再生本部 会議情報 都市再生プロジェクト 民間都市開発投資の促進 全国都市再生の推進 都市再生レポート 関連情報 リンク
HOME 全国都市再生の推進 東京都
全国都市再生の推進
東京都
背後のまちづくりと一体となった運河の活用及び整備の推進
地元区、住民、企業、NPOなど地域との連携
新たなニーズに適応した水域占用などの規制緩和の実施
調査名 運河ルネッサンス構想
取組の概要 東京港の運河は物資輸送に欠かすことのできない水路として、東京の発展に重要な役割を果たしてきた。しかし近年、産業構造の変化により舟運輸送量は低下し、運河の利用は大幅に減少している。一方、現在都では観光まちづくりを推進しており、世界的な水辺都市として名を馳せるベニスなどと同様に、運河が観光振興に資する存在となることが期待されている。このような背景により、運河の役割に新たに「観光資源」という視点を取り入れ、地元の住民、企業、NPOなど多様な主体と連携して、新たな運河利用や周辺環境の整備を検討し、水辺の魅力を向上していく取り組みを運河ルネッサンスとして推進する。
取組内容  地域の特性を活かし、背後のまちづくりと一体となった運河の活用や護岸・遊歩道の整備を推進するため、モデル地区である芝浦地区及び天王洲地区で、地元の住民、企業、NPO等が主体となった運河ルネッサンス協議会を立ち上げた。その協議会において、にぎわいの創出のための新たな運河の活用策として、水上レストラン、観光さん橋、水上レクリェーションの拠点づくり、水上マーケットなどが提案された。また、水辺に親しめるような護岸や回遊性を重視した遊歩道など今後の運河の整備についての要望と共に、防犯性を高め安心して歩ける運河にしてほしいといった地元住民の声も紹介された。また、ハード整備だけでなく、運河まつり、運河クルーズ、運河の清掃のアドプト制度など、ソフトの取り組みについても検討され、それぞれの地区において、今後の運河を核としたまちづくり構想をとりまとめた。
  また、協議会での様々な意見や検討経緯を参考に、今後、運河ルネッサンスを他の地区に展開していくための仕組みとして、ガイドラインを作成した。このガイドラインにより、運河ルネッサンス協議会として登録を受けた団体は、運河を活用したまちづくりの基本方針や将来構想などを作成することとし、その基本方針が都の推進方針と合致する場合は、都はその地区において特例的に水域占用許可や取り組み支援等を行っていくこととする。
まちづくりへの効果
H17年4月1日現在
新たな運河利用の発掘、運河の魅力の向上により、運河及びその周辺に賑わいが創出し、地域が活性化する。
地元区、住民、企業、NPOなどが一堂に会することにより、これまで、個々の団体が個別に行ってきた運河におけるイベントなどの取り組みの情報が共有化される。協議会が主体的に運河の利活用について知恵を出し合い全体構想を作成することによって地域の団結が強まり、それぞれの団体が協力し合いながら取り組むことにより、これまでより更に地域に活力を創出することとなる。
護岸、遊歩道、橋などの公共施設の整備について、住民の声が反映されやすくなり、運河利用と一体となり水辺に親しみやすい施設の整備が推進される。
住民や民間企業の創意・活力により、水上レストランなど新しいスタイルの施設が誕生し、観光の目玉として賑わいを創出することが出来る。
住民などの景観に対する関心が高まり、 護岸や周辺建築物等の緑化、遊歩道の整備、運河に顔を向けた建築物の建築など、良好な水域景観の創造につながる議論が展開される。
応募団体名 東京都
リンク  
部局/担当者名 港湾局港湾整備部計画課環境計画係 芳賀・井上
連絡先 TEL : 03-5320-5613
Emailアドレス: hisako_inoue@member.metro.tokyo.jp
推薦団体名  
運河イベント 運河クルーズ
水上レストラン(イメージ) 背後のまちづくりと一体となった護岸整備(イメージ)

(C) Copyright : 内閣官房 都市再生本部事務局
〒100-0014 千代田区永田町1−11−39 永田町合同庁舎3階 TEL03-5510-2151