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全国都市再生の推進
ア!私の住むところ低地だ→海の底だ
東京都
庭先の地盤高と平常時や水害時の河川水位との関係
地震時水害浸水状況をリアルに時間・場所の4次元で表示
「河川は地域の大切な資源」であることを市民と共に共通認識
調査名 浸水シュミレーションにおける防災街づくり調査
取組の概要 庭先の地盤高と平常時や水害時の河川水位を分かりやすく表示し、日常的に自己の避難先を自主選定する。具体的にはマンションの3階以上の廊下などを避難場所とするため、親密なコミュニティーの形成が必要なので、その形成を支援する。
  シミュレーションツールで、地域データーに基づいた4次元の浸水状況をリアルに映写して、避難の必要性を住民が共通認識として持つように支援する。
  川は災害をもたらす負の資源であると同時に、豊かな「水と緑」を提供する有益な地域資源である事を再認識し、それを最大限に活用するための、新しい街づくり手法をモデル地域住民と共に研究する。これらは葛飾区役所と緊密な連携を取りながら実施する。
取組内容  水と空気の汚れ及び地盤沈下は高度成長に起因する三大公害である。水と空気の汚れは、快復しつつあるが、地盤沈下については進行こそ止められたが、復元は全く進んでいない。
  地盤沈下は、水や空気のように日常的に健康を害することはないが、破堤したときの人命損傷率は極めて高い。その危険性を意識している市民は皆無と言っても過言ではない。低地の危険性を知ってもらうために、水位表示板の設置・シミュレーションツールの開発を実施した。
次に、浸水時の避難場所確保及びどのような地震が来ても破堤しない安全なスーパー堤防の建設の必要性を訴えている。
  スーパー堤防の建設に当たっては、堤防高にあわせて盛土工事のため1ha以上の市街地を一時的に更地にする必要がある。更地になった機会を利用して、区画整理、再開発などの街づくり手法を駆使して、安全・快適な街にする。
  それには堤防沿いに連担する木造密集市街地をある程度集合化して、河川区域に連なる公開空地を配置する。そして街中の人が豊かな「水と緑」を持つ川の恵みを満喫できる街にする。
  イメージとしては、今まで見上げるような堤防から、いながらにして川が見れ、涼風が吹き抜ける街である。このような安全・快適な街が中川・荒川・江戸川の堤防沿いに連なれば、平成の万里の長城になり、地盤沈下の弊害が除かれ、低地帯が東京一番の街になる。
まちづくりへの効果
H17年4月1日現在
  (実績)
シンポジウムの開催:250人参加
水位表示ポールの設置:8個所
浸水シュミレーションツール開発:完成
ミニュテイ活動:温度測定2回、小学校課外授業2クラス
スーパー堤防などの現場案内:12回
イベント出展:東京青年会議所主催アワード2004「公益循環型社会の構築へ」、「全国川サミットin江戸川」、東京都主催シンポジウム「21世紀の東京の河川 NPOとの連携のあり方を考える」
堤防沿いに連担する木造密集市街地の街づくり手法の研究会:街づくり所管課(東京都・葛飾区)、河川管理者、NPOで月1回程度開催
  (予定)
実施した事業の継続
コミュニティ活動の強化:街づくり研究会の成果を下に、モデル地域市民との協働研究会を開催し、「地元発議」の都市計画案をまとめる。
応募団体名 特定非営利活動法人「ア!安全・快適街づくり」
リンク ア!安全・快適街づくり
http://www.banktown.org
部局/担当者名 石川金治
連絡先 TEL : 045-761-6191
Emailアドレス: tegami@banktown.org
推薦団体名 葛飾区
松上小学校四年生を対象とした河川の涼風などをテーマに温度測定などの野外授業
地域住民への説明
当NPOが設置した水位表示ポール
水害・地震水害対策支援システムの検討会

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