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「前橋るなぱあく」と中心市街地との連携
群馬県
前橋中心街と年間約40万人集客の「るなぱあく」との連携
両者を無料循環バスで結び、5ヶ月間で10,738人利用
中心商店街70店が「るなぱあくフレンドショップ」となる
調査名 まちなか遊園地化計画調査
取組の概要  衰退の続く中心市街地に、そこから400メートルの「るなぱあく」(中央児童遊園。年間、推定約40万人の入場者、延利用人数120万人)への来園者を回遊させることで、中心街活性化の一助になることを目的とした。
 両者の連携を図るため、前橋市役所(パークアンドライド用駐車場)−「るなぱあく」−中心街の3点を結び、土日・祝日の計43日、1日2台の無料循環バスを15分間隔で運行した。
 また、まちなかの個人商店の中から「るなぱあくフレンドショップ」を募り、商店街発行の駐車券で「るなぱあく」の乗り物に乗れることにした。
取組内容
 中心街活性化対策として、中心街そのものを対象とするのではなく、今回は、中心街から少し離れた場所に位置する、集客力のある施設(るなぱあく)から、中心街に回遊してもらおうとする調査であった。
 歩いて10分もかからない距離にある両者であり、まずは、歩いて回ってもらうことを考えた。それは、前橋は全国でも上位の「車社会」であって、近くに出かけるにも車で移動している習慣があり、これを歩く習慣に変えることもまちづくりのキーワードの一つと考えられるからである。しかし、一つのNPOが短期間のみ行う調査であり、今回はそこまでは不可能と考え、無料循環バスを使用することとした。結果は、バス利用者は1万人を超えたが、るなぱあくからまちなかへの回遊は数パーセントに留まった。
 また、まちなかに足を運んでもらうためには、まちなかでのイベント等も必要と考えて調べたところ、土・日曜日には予想以上に大小各種のイベントが実施されていた。ただ、イベント情報の発信が統括されていず、市民が催し物情報を得にくい状況であることが判明した。                            
まちづくりへの効果
H19年8月現在
 客観的に見て中心街とるなぱあくとは近くにあり、るなぱあくも中心街に包含できる。両者の連携を図る趣旨に賛同する「るなぱあくフレンドショップ」には約70店が参加した。そして、中心商店街発行の駐車券をるなぱあくに持参し、乗り物券と交換する子どもも出始めている点は、今後に繋がっていくと期待できる。
 今回の調査では、バス利用状況とともに、るなぱあく利用者へのアンケートも実施した。るなぱあくの評価は高く、「また利用したい」人は96%にも達する。しかし、るなぱあくに来てもまちなかには回遊しない。それは、来る目的が異なるためもあるだろうが、改めてまちなかの魅力の無さが浮かび上がる。るなぱあく来場者の43%は前橋市外からである。この人たちも含め、まちなかにも寄っていただけるだけの魅力づくりが必要であろう。
 魅力の一つとして、来街者へのおもてなしのため、萩原朔太郎の足跡を学ぶ「まちなかガイド養成講座」を商店街の協力を得て3回実施した。また、市の委託事業として、明治42年発行の「前橋市真景図」を復刻し、解説を付けて1万部発行した。
応募団体名 特定非営利活動法人 波宜亭倶楽部
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部局/担当者名 理事長 野本文幸
連絡先 TEL : 027-223-6333(昼休みを除く、平日の日中)
Emailアドレス :
推薦団体名 前橋市  
関係地図
循環バス、バス停
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