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全国都市再生の推進
みんなでつくる街角スポットネットワーク
埼玉県
みんなが歩いて暮らせる生活環境の創造、街角文化の復活、
きめ細かい土地利用による景観形成と防犯・防災まちづくり
PFI的方式による多機能型コミュニティインフラの形成
調査名 「おやすみ処」ネットワークモデル形成調査
取組の概要   本NPOが戸田市中心部に小規模未利用地を活用して先行的に整備・管理運営中の6箇所のモデル的「おやすみ処」を核とし、行政・民間事業者の参加のもとに施設・店舗等の敷地の一角に設置した休憩スポット(木製ベンチと緑)=愛称「おやすみ処」のネットワークのモデル形成とその周知を主眼として活動した。また、「おやすみ処」のより一層の普及と公益機能の充実、継続的・効率的な管理運営の体制づくりに向け、市民・行政・協賛企業・個人事業者・NPO等で構成する活動推進運営母体(「おやすみ処」ネットワークショップ)の基礎づくりを行うとともに、「おやすみ処」ネットワークの様々な発展可能性を探り、付加価値の高い多機能コミュニティインフラの構築と全国普及を目指す。
取組内容
 本調査後の店舗・公益施設の自主的参加を含め、現在31箇所の「おやすみ処」(一箇所3〜10u程度)が街区公園を補完するように300〜50m間隔で設置済みである(他に、福祉施設・店舗や道路占用許可済地点の8箇所で設置準備中)。現在、その量的充実とともに当ネットワークが付加価値の高い多機能のコミュニティインフラとして形成するよう、次のような質的充実を図っている。
<基本設備>
 ベンチ,プランタ・植栽、表札看板、自転車空気入れ等
<「おやすみ処」での付加設備・システム>
@不燃木材によるベンチ製作、防災用品収納ベンチ及び防災用品の常備、避難誘導標識の設置、雨水貯利水タンク・応急手当手順記載パネル・視覚障害者歩行誘導システム、タウンモビリティの普及における電動カートレンタル・充電スタンド等としての運営
A活動の周知と「おやすみ処」利用者のための一般用マップ及び管理用データマップ(GISデータベース)作成
B本事業の周知と事業の継続的発展のための仕組みづくり、「おやすみ処」ネットワークの可能性の具体的検討に向けた、関係者・市民団体によるワークショップの開催および、より多くの市民・自治体関係機関・企業・専門家が参画・協働する都市再生まちづくりイベントの継続開催
まちづくりへの効果
H19年8月現在
@自治体・公益団体の参加実現、施策実施の協働気運と実施可能性の高まり
 主要公益施設と道路上における「おやすみ処」設置・共同管理の実現
 イベントでの戸田市等公共公益団体の後援と、市職員等出席による各課施策での「おやすみ処」活用可能性の認識の共有化、活用の具体的検討や実施段階への進展・・・防災訓練における「おやすみ処」活用の避難誘導標識の有効性検証の社会実験計画への発展、その他職員の「おやすみ処」普及活動の認知度向上
 戸田市情報ポータルサイトと「おやすみ処」マップのデータの共用化の実現と、同市当局による同情報ポータルサイトマップでの「おやすみ処」の位置表示・管理の実施
A協賛企業の発掘、NPO・企業との協働事業化等の関係づくりの具体的進展
 地域におけるきめ細かい防災システム・資源活用システムの構築・普及に向けた動きなど、複数の公益的製品と「おやすみ処」を組み合わせた企業とNPOの連携による社会性の高い事業の着手(イベントを契機とした協働関係の構築)
・・・モデル調査後に、協賛企業との連携・業務契約により特殊不燃木材仕様のベンチ製造、電動カートレンタルシステムづくりなどに発展。
Bネットワークの広域的展開に向けた進展
 街角の休憩スポットに対する市民ニーズ(賛同意識・期待)の高まりと、自主的に「おやすみ処」を設置する施設・店舗の増加
 「おやすみ処」設置先関係者同士の交流の深まり、ネットワークの広域的展開に向けた市内縁辺部や隣接都市(蕨市)など周辺地域への「おやすみ処」の普及(事業者の自主的設置)
C自治体の施策づくりに資する効果
 「おやすみ処」の防災・防犯・環境・福祉等の施策への活用可能性の検証と民間との意識の共有化
 NPO等体との交流による市民意識・市民活動状況の把握
 企業・個人事業者等の民間主体との連携強化への発展
D市民活動、福祉事業・教育活動等に資する効果
 「おやすみ処」の空間を活かした市内外の市民団体・個人の参加による多様な市民活動の実現性の検証
 まちづくりへの市民参加の啓発、市民活動と行政との協働促進、イベント共催市民団体の活動PR
 視覚・聴覚障害者の参加による「おやすみ処」めぐりの実現性の実地検証
・・・・モデル調査後に、「おやすみ処」を設置した知的障害者施設との協働(委託契約)により「おやすみ処」の清掃を実施中。
 視覚障害者歩行誘導システムの有効性の実地検証
 地元高校による、「おやすみ処」活動の福祉カリキュラムへの自発的活用・応用の動向
応募団体名 特定非営利活動法人 まち研究工房
リンク まち研究工房
http;//www.machi-ken-kou.net
部局/担当者名 企画研究部 金田
連絡先 TEL : 048-445-9038 090-3919-3512
Emailアドレス : kaneda@machi-ken-kou.net
推薦団体名 戸田市(埼玉県)  
子供と休むお母さん
一輪車遊びの途中で休む女の子たち
戸田市空き店舗対策事業のチャレンジショップに出展した「おやすみ処」のベンチに座る市民と来街者
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