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「歩いて暮らせるまちづくり推進会議」は平成12年に国のモデル調査の実施母体として発足した。その年に実施した「まちなかを歩く日」は、これまで疎遠だった都心の学区(自治区域・自治組織)相互を結ぶ効果が顕著であり。これをきっかけに各学区で「まちづくり組織」が立ち上がってきた。推進会議では、まちなかを歩く日をこれまで5年間継続開催するとともに、地蔵盆調査、修学旅行生の体験支援や交通安全ワークショップなどを行い、京都都心部の問題と可能性を多面的にとらえようとしてきた。今回の調査は、近年増加している町家再生店舗や近代建築活用事例などが都心の回遊性を高めていることを確認し、今後の「歩くまち・京都」づくりへの好循環モデルへの知見を得ようとした。
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