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20万人の人口を抱える東灘区において、交通不便地区が何箇所かある。CS神戸では、'99〜'00年にかけてこれら地区における「循環型コミュニティ」創出実験として、ニーズを集約し、走行実験を実施した。しかし、交通行政等規制緩和が未だ熟しえず本格実施に至らなかった。今回この延長上に'03年下期、行われた。対象地区は'70年代以降開発された山麓丘陵部に位置する住宅街であり、生活において諸問題(高齢化、狭小道路)を持つ。各種アンケート、ヒアリングによる分析結果に基づいて「くるくるバス(愛称)」を40日間運行し、延べ15,000人強の利用者を得、潜在ニーズを顕在化した。
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