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大阪府
当事者(そこで暮らす人たち)による問題提起と当事者意識の醸成
ハードの整備とソフトの構築という2つの視点での課題の検討
未来へ続く具体的プランニングとそれを支える体制の構築
調査名 都市空間の劇場化の検討
取組の概要 堺市の中心市街地である「堺東駅西地域」では、空き店舗が増加し、賑わいが失われるなど都市の空洞化が問題となっています。そこで、「都市空間の劇場化の検討」と題して、地域に存在する都市空間〔空き店舗、公共空間など)を文化活動などに活用することにより地域の活性につなげる趣旨で地域の団体や企業等の協力を得て、まちづくりに興味のある人、やる気のある人の参加を呼びかけ、17名の参画により「まちづくり懇談会=そや堺、ええ街つくり隊」を立ち上げました。懇談会では二つの分科会を設け、街が抱える課題の抽出を行い、その解決案を検討する等、今後の街のあるべき方向性を考察し、未来に繋がる住民サイドの具体的な活動提案を行いました。
取組内容 「まちづくり懇談会」は、まちづくりに興味のある人、やる気のある人を中心に募り、オブザーバーを含む30名程度のメンバーで討議を重ねていくことにしました。懇談会の名称も、明るく楽しいものをとの思いから「そや堺、ええ街つくり隊」とし、「いま、私たちは良い街を創りたいんだ」という気持ちを関西弁で表現しました。そして、その懇談会の大きなテーマは街の活性化。その活性化を行うために、大切なこととして考えたのは、「ハードの整備」と「ソフトの構築」であり、そのバランスでした。従来の街づくりでは、ハード整備が先行し、それを十分に活用するソフトの構築が追いつかず、十分な効果が出せないケースが多かったことから「ハード分科会」、「ソフト分科会」を設置し、メンバーはどちらの会に出席しても良いという前提で、各々議論を進めていくことにしました。まず最初に行ったことは、街の「好きなところ」「嫌いなところ」をメンバーで探し、それらの中で、街の持つ負の面の課題や正の部分の潜在力について、そこで暮らす人たちが自分たちの持つ課題として共通の認識を持つことでした。そして、その共通の認識から、まちづくりの(1)キーワード(2)方向性(3)テーマを導きだしていき、「まちづくりは自分たちでやっらなくてはいけない」という立場にたって、自分たちのできる活性化にむけたイベント事業の提案まで導きだしました。
まちづくりへの効果
H17年4月1日現在
【意識改革と未来へ続く流れの構築】
2004年度の活動を通して得ることのできたまちづくりへの一番の効果は、そこで暮らす人たちの「自分たちの手でやらなくては」という意識付けができたことであり、その結果として、懇談会を開催して、レポートをまとめて終わりということではなく、未来に向けて何かを「確実に実行に移したい」との思いが芽生えたことであると思います。具体的には、2005年度に「街の活性化」を目標としたイベントのプランニングが2004年度の調査項目の中で掲げることができ、確実に次に繋がっていく流れを作ることができたことです。
【草の根レベルでの官民一体】
官民問わず、本当に街をよくしたいという問題意識から、「みんなで」という考え方がでてきたこともまちづくりへの良い効果だと思います。「ここからは、行政サイドで」とか「ここからは民間で」といった壁を作ることなく、そこにいる、そこに暮らす人たちが同じ視点で物事を考え語ることができるようになったことは、新たな官民の関係であると考えています。
応募団体名 堺市
リンク http://www.city.sakai.osaka.jp
部局/担当者名 堺市建築都市局都心活性化推進担当 伊藤
連絡先 TEL : 072-228-7514
Emailアドレス : to-sei@city.sakai.osaka.jp
推薦団体名  



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