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全国都市再生の推進
アートとコミュニティの出会い
大阪府
アート(ダンス、現代美術)による地域社会の活性化
共通のテーマでの、行政、企業、教育機関、NPO等の協働
アーティストにとって新しい創造環境の提供
調査名 アートを活用したまちづくり調査「泉北アートプロジェクト」
取組の概要 平成15年度の大阪府からの委託調査「まちづくりと表現活動〜公共空間を活用した表現活動のあり方について〜」を基に、平成16年度の「全国都市再生モデル調査」を活用し、実施。実施地域として‘70年代に開発された泉北ニュータウンを選定し、既存の空間にとらわれず駅や公園等の公共空間を利用して、18名のアーティストが作品を発表。期間中、ボランティアも含め計測可能分だけで約1500人の集客があり、街の活性化に寄与。また地元小学校で3回にわたり総合的な学習の時間でワークショップを実施。子供たちの感性、創造力等の開発に寄与。また、地域住民、メディア、企業、教育機関、行政、NPOがパートナーシップを形成したことは、今後の展開にとって大きな財産となった。
取組内容 美術プログラムとして泉北高速鉄道の各駅の空いている広告スペースを提供してもらい、現代美術の展示をおこなった。また、車両内の吊革には地元小学生たちがワークショップで創作した連詩を掲示し、日常とは異なるアートによる豊かな空間が生まれた。また和泉市久保惣美術館では、はじめての現代美術の展示となり、他地域からの集客効果があった。美術館に隣接する内田町のヒツジのいる公園では、地元のボランティアとアーティストが協働し、ヒツジの形をした花壇(作品)を制作し、プロジェクト終了後も地元住民により街のシンボルとして管理されている。
ダンスプログラムでは、車両内や駅のプラットホーム、前述の美術館、公園でコンテンポラリーダンスのパフォーマンスを展開した。それぞれの施設でもダンスのパフォーマンスははじめての体験であり、他地域からの観客だけでなく地元住民も新鮮な感覚をもって楽しんだ。
また、ボランティア講座を開催し、現代美術やアートマネージメントについて学習する機会をつくることで、このプロジェクトに対する知識を蓄積し実践することができ、実行委員、アーティストとのネットワークも構築した。
まちづくりへの効果
H17年4月1日現在
パートナーシップの形成
地元住民や地域のメディア(地域コミュニティ紙、ケーブルTV)、教育機関(大学、小学校)、企業(鉄道事業者)、行政(大阪府、和泉市、堺市)と連携することで、まちづくり事業を企画制作し遂行するシステムをつくることができた。
地域社会にとって
地域の魅力(新しい価値観)の発見があり、まちに対する文化的意識が生まれた。
生活空間のなかにアートがあることで豊かな時間が生まれた。
他地域からの観客が多く訪れ、まちの認知度があがった。
運輸事業者や飲食店等に経済効果があった。
アーティスト及びアートシーンにとって
地域に深く関わった作品制作ができたことで、活動に社会性ができ、社会との関連のなかでの今後の制作活動への刺激が生まれた。
ボランティアについて
地域でのアートに関心のある人的ネットワークができ、このプロジェクトを通じて、より一層まちに対して愛着をもつとともに、魅力あるまちづくりに対する高い意識が醸成された。
応募団体名 特定非営利活動法人 ダンスボックス
リンク 泉北アートプロジェクト
http://www.senboku-art-project.com/
部局/担当者名 大谷、文(あや)、塚原
連絡先 TEL : 06-6646-1120
Emailアドレス : senboku-art@rock.sannet.ne.jp
推薦団体名 大阪府




撮影者:伊藤かおり

撮影者:伊藤かおり
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