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密集市街地において、歴史的な建物や路地空間などの魅力資源を生かし、災害に対し安心して暮らせるまちづくりを住民等が進めるシステムの検討 |
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戦災を免れた良好な木造長屋住宅が残る密集市街地である野田地区では、平成10年から「野田のまちづくりを考える会」を発足させ「魅力づくり部会」と「住環境部会」の2つの部会を立上げ、アンケート調査・まちあるきイベント・ワークショップ等を開催し、検討を重ねてきた。また、平成15年には野田地区のまちづくり構想である「野田まちづくりハンドブック」を策定し、大阪市にを提出を行った。平成16年度の都市再生モデル調査においては、まちづくり構想を踏まえ、地区の魅力資源の抽出、地区に存在する空地についての検討、地区の長屋のリフォーム案の作成及びワークショップ、野田の住環境に関する「（仮称）野田すまいネット」の提案を行った。 |
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| 「野田ええとこ100選」の作成については、野田地区における魅力資源を建物、路 地、地蔵尊等の有形な資源と祭りや行事等の無形な資源に分類し、100の魅力資源をワークショップを開催しつつ選定を行った。また、それらの位置を示した魅力資源マップを作成した。
地区の長屋のリフォーム案の作成については、地区内の3邸（いずれも長屋の１住戸）について、地区の現況に即した高齢者タイプ、新婚世帯タイプ、店舗タイプ等のリフォーム案を10案作成した。これらのリフォーム案等についてもワークショップを開催し、住民との意見交換を行った。
地区内の空地に関する整備計画については、関連町会を中心に整備内容や維持管理について検討を重ねているが、基盤整備を行うためのNPO、助成事業、地方自治体の協力等が望まれる。 |
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「野田ええとこ100選」の冊子の作成
野田地区の魅力資源を地区の内外に広めていくことを目的に、都市再生モデル調査の中で検討した「野田ええとこ100選」を冊子にすることを、「野田のまちづくりを考える会」を中心に検討している。 |
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既存長屋のリフォーム案の作成
現段階では、目だった動きはないが今後は地区内において、実際にリフォームを行う人を募集するための検討を開始したいと考えている。耐震補強については、建築学会等で別途実施している耐震調査の結果を踏まえたリフォーム案の作成が望まれる。特に、長屋の耐震補強については長屋全体で取組むことが重要であるため、長屋にお住まいの方のコミュニケーションを図る方法を検討する必要がある。さらに、住環境に関する野田地区の諸問題を解決していくための「野田すまいネット」の構築が望まれる。 |
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野田のまちづくりを考える会/(株)PPI計画・設計研究所 |
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PPI計画・設計研究所
http://www.ppi-osaka.com |
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(株)PPI計画・設計研究所 近藤秀樹 |
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大阪市中央区大手通2-2-2 トーンアップビル7F
TEL : 06-6949-0901
Emailアドレス : ppi-osaka@pop07.odn.ne.jp |
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大阪市建設局市街地整備本部推進部企画調査課 |
