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休日もにぎわう官公庁街づくりモデル調査 |
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北大江地区まちづくり実行委員会は、新旧住民や在籍企業・従業者等が分け隔てなく参加するまちづくり団体で、「住み、働き、学び、遊ぶ、全てが快適な都心づくり」を目指して、花と緑のまちづくりや人にやさしいまちづくりの活動に取り組んでいる。活動対象区域が大阪城や大川(旧淀川)に接しながら、その魅力を十分活かせていないという問題意識から、日ごろ地域に接する機会の少ない官公庁文教ゾーンの機関や職員等にも呼びかけて、まちのことをもっと知る学習会、まちの将来像を描き実現に向けての作戦を練るワークショップ、作戦の手始めとして休日のまちに親しむイベント等を実施した。 |
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地域のまちづくり活動と関わる機会の少ない、国の出先機関や大企業など広域的な機関33機関に、全国都市再生モデル調査に選定されたことを契機として、参加呼びかけなどへの協力をお願いした。
歴史がありながら新陳代謝が激しい地区の状況を踏まえ、まちへの造詣や愛着をストックとするため、まちの現在・過去・未来に関する学習会やこれらのポイントをめぐるツアー「熊野古道(街道)の起点、北大江を歩く」を実施した他、講談「熊野街道のはじまり、北大江ご近所物語」の創作、公園での記念植樹などを行った。
ワークショップではまちの将来像の提案にとどめず、「大阪城と親しむ作戦」「水辺と親しむ作戦」「通りと親しむ作戦」などステップを追った実現方策も検討し、その最初のステップとして大阪国際女子マラソンに合わせたイベントを実施した。
約300人が参加したまちづくりイベント「あったか北大江まち祭り」では、官公庁文教ゾーンにも近い北大江公園を拠点として、こどもたちが官公庁文教ゾーンのポイントなどでクイズに答えるまちなかオリエンテーリングも実施した。また、これからのまちのガイドラインづくりに向け、まちのおしゃれなイメージをアピールする「バームクーヘンカフェ」を実施した。 |
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実施したイベント「熊野古道(街道)の起点、北大江を歩く」、「あったか北大江まち祭り」ともにまちの行事として継続を望む声が強く、内外にまちの魅力をアピールとするソフトとしての活用を検討している。これらのイベント等はスタッフが自ら楽しめる工夫を行ったため、家族ぐるみでの参加者も多く、また口コミでイベントへの参加者も増え休日のまちがにぎわった。イベントの実施により、参加者からまちづくり団体の新規会員も増えた。
参加呼びかけを行政機関にも行ったため、当地区を施策試行のフィールドとすることを検討する機関が増えている。北大江地区には今後、行政が予定しているプロジェクトもあり、今回地域ぐるみでまちの将来像やこの実現のために自分たちにできることも取りまとめたので、プロジェクトの実施においては地域も連携する形でより良いまちづくりが進むことが期待される。 |
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北大江地区まちづくり実行委員会 |
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北大江地区まちづくり実行委員会 委員長 八木治助
北大江地区まちづくり実行委員会 協力専門家 (株)都市空間企画研究所 代表取締役 三木啓正 |
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TEL : 06-6946-0241 |
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大阪市 |