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中南和の拠点としてのまちのにぎわいづくり計画基礎調査 |
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橿原市は、奈良県中南和地域の地方拠点都市であり、古代から中世、近世までの数多くの歴史文化遺産のあるまちである。
本市のまちのにぎわいづくりに向けた拠点としてふさわしい区域を設定し、歴史文化遺産の活用、交通ネットワーク、都市基盤整備等総合的なまちづくり計画を検討した。そして、これらを取りまとめ、今後の取り組みの見取り図となる、まちの方向性を共有化するための「まちづくりビジョン」を作成した。これにあたっては、有識者、市民、事業者等で構成したまちづくりパートナー会議、パートナー検討会を設け、市民、事業者による新しい発想、提案を基礎とし、各会と市の協働作業によって、まちづくりの計画及びその具体化方策について取りまとめている。 |
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橿原市は、奈良県中南和地域の地方拠点都市であり、古代から中世を経て近世まで数多くの歴史と出会うことのできるまちである。その玄関口である近鉄八木駅から橿原神宮、今井町(重要伝統的建造物群保存地区)、藤原宮跡、大和三山などの歴史文化遺産までを歩いて巡ることのできる、安全で人にやさしい道づくりを行いこれらのネットワーク化を図ることによって、にぎわい・観光の拠点形成を目指す。その際には、当該地域には高度医療の中心となる県立医科大学病院をはじめとする複数の医療機関があることから、通院者にとっても安全・安心な快適空間の創造にも配慮することが重要となる。
これらの具体化を図るため、近鉄八木駅周辺から県立医科大学、今井町、そして周辺の歴史文化遺産を結ぶネットワークとなる区域について、まちのにぎわいづくりに向けた拠点にふさわしい区域として設定し、歴史文化遺産の活用、交通ネットワーク、都市基盤整備等総合的なまちづくり計画を検討している。これらを取りまとめ、今後の取り組みの見取り図となる、まちの方向性等を共有化するための「まちづくりビジョン」を作成した。
これにあたっては、有識者で構成したまちづくりパートナー会議、市民、事業者等で構成したまちづくりパートナー検討会、そして市関係課連絡会議を設け、市民、事業者による新しい発想、提案を基礎とし、各会の協働作業によって、まちづくりの計画及びその具体化方策について取りまとめている。 |
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本調査で作成した「まちづくりビジョン」のテーマを受けて、今後行政、関連機関との調整を進め、都市再生整備計画を作成し、まちづくり交付金等の活用を視野に入れ、整備計画の具体化を進める予定である。
また、ビジョンの具体化にあたって総合的な交通計画の必要性についても議論された。現在、八木駅南の区画整理事業による基盤整備が進み、交通計画を再構築する絶好の機会であり、総合的な交通体系計画の策定も、整備計画とあわせて検討している。
さらに、ビジョンの実現化には、市民・事業者等による活動や事業の実施が期待されることも数多くあることが改めて認識された。本調査では市民、事業者の提案を基礎としており、今後、本調査で結成した体制を基に、行政とともにまちづくりを行う事業パートナーとして連携していくことが重要である。 |
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奈良県橿原市 |
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橿原市公式WEBサイト http://www.city.kashihara.nara.jp |
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都市整備部都市計画課計画調整係 西岡 |
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TEL : 0744-22-4001(代)
Emailアドレス : tosikei@city.kashihara.nara.jp |
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