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ぶらくり丁地域活性化プロジェクト事業計画策定調査 |
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ぶらくり丁は、中心市街地に位置するかつては和歌山県随一の商業集積地として栄えていたが、時代の変化への対応の遅れ等が原因で衰退の一途をたどっている。しかし、繁栄していたぶらくり丁を知る市民を始め、市民のぶらくり丁に寄せる期待は依然として高い。活性化施策として、和歌山市中心市街地商店街の中でも空き店率の高い(20%)北ぶらくり丁商店街を対象に、元気な商業者等が自らの力で再生することができる、「SCシステムの導入」を検討・協議し、具体的な事業推進手法の確立に取り組んだ。以下、当事業の取組項目を記す。1.商店街基本コンセプトの策定 2.具体的な事業推進手法の確立 3.地元商店街説明会 4.商店主へのアンケート調査 |
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現在の中心市街地での商業停滞には、経済情勢や郊外商業の台頭といった外部要因の他にも、商店街の抱える内部要因も存在する。その一つとして「土地家屋等の専有による所有と営業の未分化」が挙げられる。これは商業者が土地家屋を所有して営業しているため、業種や営業レベル等について自己都合のみに終始している場合が多く、これらに対して、誰も何も言えない実態が商店街へのマイナス要因となっている。SCシステムとは、前述した商業者の土地家屋の専有を、所有者の利益を確保しつつ、所有と営業に分離させる。営業に関しては店舗を管理運営していく事業体が、土地家屋所有者から店舗を借り上げ、転貸するシステムのことである。店舗の集積による魅力ある商店街形成には、計画的なテナントミックスを一つのマーケティング戦略のもとに、商店街をプロデュースできる事業体が必要なのである。今回の調査事業に、当社と専門家・商業者等の委員会を設置し、商店街基本コンセプトと具体的な事業推進手法を検討・協議した。その後、商店街店主への説明会を開催し、意見交換を行った。また、説明会終了後にアンケート調査も行った。説明会等に出席できなかった店主へは、委員会のメンバーが一店一店訪問し、事業の説明とアンケート調査への協力を依頼した。 |
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アンケートの設問で「運営事業体への店の借り上げ希望」を調査したところ、60余店のうち14店舗が借り上げて欲しいと回答した。現時点では14店舗全部を借り上げ、当社がテナントミックスに取り掛かることは困難だが、そのうちの1〜2件は、17年度中に実験的事業としての位置付けで、空き店舗を当社が借り上げ、当商店街にない業種・業態のテナントミックスを行う予定である。 |
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株式会社 ぶらくり |
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Burakuri.com http://www.burakuri.com/ |
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事業部/生原 敏和 |
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和歌山市匠町4番地
TEL : 073-435-0560
Emailアドレス : burakuri@burakuri.com |
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和歌山市 |