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現在、琵琶湖では、多くの人々が湖上レジャーを楽しんでいるが、近年、レジャー活動はその形態が多様化し、周辺環境に対する様々な問題が顕在化している。また、かつて人や物資運送の重要な手段であった湖上交通は、道路整備や鉄道機関の拡充等、陸上交通の発達によってその姿を失ってきている。
こうした中で、琵琶湖において船舶航行の安全性や自然環境の保全に配慮した上で、水辺やまちの賑わいの創出を図るため、誰でも気軽に立ち寄ることのできる「湖の駅」の展開について検討した。検討にあたっては、夏期の一定期間に実証実験を実施し、法令、採算、運営等様々な観点から課題を洗い出し、今後の方向性について整理した。 |