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UR都市機構による土地区画整理事業中止を受けた木津町東部地区では、早急に地区の再構築に向けたまちづくりビジョンの策定とビジョンの共有化が必要であった。このため、市民意向調査や様々な社会実験の実施を通じて今後の方向性を検討した。当該調査対象地区は、関西学研都市における東部拠点として位置づけられ、省エネ・省資源や環境汚染問題に関わる諸活動の成果を蓄積すると共に、都市近郊にあって美しい田園・里山景観が都市の個性を形成している。これらの活動、資源を基礎として、研究者、市民、NPO等活動団体、事業者、自治体で構成される検討懇談会における議論を踏まえ、再構築ビジョンの理念を「自然適合型の持続可能な都市づくり」とした。 |