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モータリゼーションや近年の中央都市志向により、失われた本来の高野山のかたちを一つ一つ確認し修復させていくための基礎調査として、また実際に作業を行うことを目的とし、高野山を山岳宗教都市として今まで守ってきた要素@山規による規制と土地の総有A修行の地を支える周辺寺領経済圏、に加え、現在の人口減少に代表される総体的な衰退の原因を現地調査、ヒアリング等により検証し、それに対する方策をワークショップ等により検討した。またこれに基づいた高野山内の風景の再生、道路のあり方、観光のあり方等を探り、具体的な再生方策へ結びつけるきっかけとしてベンチプロジェクトを立ち上げ、木材の活用面から経済圏の再生、ベンチの設置による歩行空間への誘導を計画した。 |