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商業開発から住宅開発へ
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当市のまちづくりは企業家、商店街そして多くの市民及び組織が都市魅力創出のため活発な議論を行い、目的を共有して頭脳とお金の投資、さらに汗をかくことによって賑わい性の回復を図って来ました。まちづくりには都市活性化の視点が絶えず議論され、工場誘致、ホテル誘致、都市の基盤整備そして中心市街地活性化、さらに市民運動団体によるJR直流化・長浜ドーム球場・大学誘致という夢プロジェクトを掲げた運動でありました。今日まで多くのハード、ソフトの取り組みを行い相乗効果で良くなってきました。しかし多くの課題、問題点を抱えています。そのひとつが中心市街地の居住人口の減少と高齢者比率の高まりであり、都市再生モデル事業に取り組んだ理由であります。
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都市活性化の視点での取り組み効果により市全体の人口は7,000人強の増加となったが、中心市街地では約1,700人の減少となっている。中心市街地エリアでは200を超える空き家、空き地が散在しており、住宅地での空き家が顕在化している。この様な問題点と今日までのまちづくりにおける課題に取り組むべく調査事業を行った。調査では不動産業者、市内勤務独身者、仕事での来住者、創作活動者等にヒアリングを行うと共に3つの候補地でモデル提案を行った。
@ | GG館(子供が老人にジージーと呼びかけるような環境を目指してGG館) |
A | BB軒(B&B+共同住宅・商業施設+共同住宅) |
B | tonton(トントン・工房+共同住宅) |
以上のモデル提案の具現化手法として定期借地権でのSPC等のスキームでシュミレーションを行ってきた。今後は家賃設定、駐車場の問題、そして法的問題等の課題を解決しながら、まち中居住を目指していく予定である。
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中心市街地への入込客数はこの20年間で殆んどゼロから200万人となり賑わい性は回復してきた。しかし居住人口の減少で夜間人口は13.2%の減少し、高齢化比率が中心市街地では26.9%に至っている。人口構成では65〜74歳が最も多く高齢化が顕著となっている。このまま進めば益々居住環境の悪化となり地域コミュニティーと地方文化の崩壊を招くことになり、現在の賑わい性が失われる可能性が大である。さらに地域資源としての伝統的町家が失われることにもなって行く。今年に入り商店街、まちづくり団体、まちづくり関係者に機会ある毎に説明を行い、改正まちづくり三法の基本計画へのモデル提案の位置付けを行ってきた。また住生活基本法に示されている質への転換を目指すことが真の界わい性の復活につながり、まちづくりの持続性に弾みがつくものと思われる。
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長浜商工会議所
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長浜商工会議所ホームページ
http://www.nagahama.or.jp
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理事 中小企業相談所長 吉井茂人
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TEL :
0749−62−2500
Emailアドレス :
office@nagahama.or.jp
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