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新観光拠点づくりとまちなか観光の振興
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宮津市は、年間260万人の観光客が訪れる日本三景天橋立を擁する観光都市であるが、その観光動態は「見る」だけの通過型となっている。滞在型観光地に転換していくためには、天橋立以外の集客拠点とそのネットワークづくりが必要。
このため、新たな拠点として歴史文化資源が豊富な旧城下町である市街地を観光拠点とし、海上ネットワークで天橋立と連結させる。
蕪村まつりや地元産農林水産フェア等を実施し、旧市街地の観光地としてのポテンシャルアップを図った。また、市街地に車を停め、観光船で天橋立へ運ぶパーク&クルーズを実施した。
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旧城下町である市街地は、これまで観光地として発展してきたわけではない。観光地に転換していくためには、関係者の合意はもちろん、これまで通過してきた天橋立を目的とした観光客を市街地に誘導する仕組みが必要。
このため、そのエンジンとして、とくに海と市街地の結節点となる浜町地区における集客イベントを積極的に展開するとともに、食を生かして誘客を図るための素材づくりとその調査のためのモデルツアー等を実施した。
本調査で実験的に実施した集客イベント(農林水産フェア、蕪村まつり)等については、今後も発展的に継続することとしている。また、パーク&クルーズを中心とした海上ネットワークづくりについても宮津湾全体のにぎわいづくりとして継続実施している。さらにトリ貝について、地元業者等とも連携し積極的に販促活動等を行い、大きな観光資源とすることができた。
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モデル調査を通じて、食を生かした集客効果が確認されたことで、今年度からトリ貝をはじめとする海産物の特産品化と食事提供協力店拡大を積極的に実施している。その結果、トリ貝の出荷は約20倍になっている。
また、海上ネットワークについては、定期航路開拓までには至らなかったが、ホテル等とタイアップした企画商品が開発されたほか、海上タクシー等の取組について検討を進めている。
さらに、市街地での集客イベントとして蕪村まつりや農林水産フェア等を発展的に継続実施することとしており、これらは前年度比2倍の参加者数を目指している。
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宮津浜町・まちなかクルーズ実行委員会
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宮津市ホームページ
http://www.city.miyazu.kyoto.jp
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宮津市役所企画財政室 企画係 宮崎茂樹
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TEL :
0772-22-2121
Emailアドレス :
kikaku@city.miyazu.kyoto.jp
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京都府宮津市
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