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全国都市再生の推進
兵庫県
商店街の空き店舗を利用したコミュニティサロンの設置と運営
大家族カードによるサロン世代間交流実態調査
交流実態調査を地域内に公表するシンポジウムの実施
調査名 安心安全のまちづくり西明石「脱・核家族化宣言!地域が大家族」
取組の概要  新たにサロンを設置するため地域内の空き店舗を調査し候補をピックアップした。また、ふれあいプログラムの提案をうけ、サロンを拠点として取り組めそうな地域活性化プロジェクトを抽出し、その中から西明石南町活性化委員会が行なう取り組みとして「ぼくの花・わたしの花135フラワーポット満開/灯りの辻135のともしび/地域回遊自転車イチサン号/必見!仕事の裏側見せます。」の4つを選定した。さらにサロンがオープンしてどのように交流機会が生まれているかを調べるために大家族カードシステムを発案。今年度の活動成果を広く地域住民に報告し今後のサロンを拠点とした安心安全まちづくりの展望に対してパネルディスカッション「地域が大家族、だから大家族会議」を実施した。
取組内容
 ぼくの花・わたしの花135フラワーポット満開は、過年度において実施してきた街灯フラワーポット事業を拡大し、設置済みフラワーポットの劣化調査と新設を含めて136台のフラワーポットを設置して、商店街の街灯が花いっぱいとなった。以後は、地域の店舗や地域で暮らす子どもからお年寄りまでで分担して、花の植替えや水遣り等の管理を継続している。
 灯りの辻135のともしびは、手づくり紙灯篭50個、メッセージ入り紙コップ灯篭1350個以上を地域の子どもからお年寄りの協力を得て製作し、さらには明石市のキャラクター「時のわらし」をデザインしたオリジナル有田焼灯篭150個を製作して、阪神淡路大震災前日に、灯のぬくもりを感じながら安心安全のまちづくりを体感するイベントを開催した。メイン会場の駅南広場には紙コップ灯篭で「おもいやりたすけあいの心 1・17わすれない」と文字を描き、駅前ロータリー及び地域内の辻15箇所には、手づくり紙灯篭と有田焼灯篭を組み合わせて灯りをともし、クイズラリーを実施した。小雨の降りしきる中でイベントであったため、残念ながら訪れた方は少なかったが、幼稚園児、小学生は、自分で絵やメッセージを描いた紙コップ灯篭を熱心に探し、灯が消えた灯篭に懸命に灯りをともそうと協力してくれた姿が印象的であった。
 地域回遊自転車イチサン号は、これまで地域で取り組んできた迷惑駐輪対策を発展させ、手軽な地域の足をつくるための社会実験として、2日間にわたり、駅南広場やそのほか地域商店街などを利用して、ベトナムの自転車タクシー「シクロ」の地域内回遊及び試乗会を実施した。また1月6日から2月3日はシクロをサロン前に搬入し、実物を展示してアピールした。
 必見!仕事の裏側見せますは、地域で商売やものづくりを行っている方の仕事の裏側を地域住民が知ることで、お互いが身近な存在となり連携して地域活動を行っていくことを狙った企画で、第一弾は地域で生まれている意外な全国区商品として、和菓子の永楽堂・段ポールパレットの池下紙業・明石タコキムチのヒカリ扇の3か所を見学した。
 大家族カードによるサロン世代間交流実態調査として、西明石南ゆうゆうサロンの日常利用や実施されたさまざまなプログラムなどを通じて、どのように交流機会が生まれているかを調べるため大家族カードシステムを発案した。サロン利用者が帰るときに、自分の年代のカード(サロンカードの色やシンボルと同じ)1枚を、その日、サロン内で一緒に楽しく過ごしだ人や印象に残った人おひとりを選び、その人の年代のポケットに入れて帰るというシステムで、サロンオープン日から交流実態調査を行っている。
 「地域が大家族、だから大家族会議」シンポジウムは、第1部では、活動報告「西明石南町にサロンが出来た」と題して、都市再生モデル調査概要の説明、サロンの運営検討段階から開設後の各種プログラムの状況報告、大家族カードなどによる交流実態調査結果の報告を行った。第2部では、パネルディスカッション「地域は大家族になれたのか」と題して、5名の地域に関わる活動をされているパネラーと進行役により、サロン開設以後の取り組みを通じて、地域内での人の交流が増えたかや安心安全のまちになったか、さらにはこれからどんなまちになっていって欲しい、人々の暮らしやまちをこう変えていきたいということについて活発なディスカッションを行った。さらに当日来場者に配布した報告資料を地域住民1000 世帯に後日配布した。
まちづくりへの効果
H19年8月現在
 サロンや主催プログラムでの出会いをきっかけに、これまで互いに知らなかった人同士が知り合えたことを喜んでおられる方がたくさんあった。
 一過性のイベントでは出来ない交流や繋がりづくりがサロンを運営することで可能となることがわかった。今後も継続していくことで、地域が大家族を実現できる方向は確認できた。
応募団体名 西明石南町活性化委員会
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推薦団体名 明石市産業振興部商工労政課  
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