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「過去・現在・未来にわたり くじらに携わる町」太地町まちづくり調査
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和歌山県の東南に位置する太地町は、太平洋に面し、固有の伝統文化「古式捕鯨」を継承している。近年、捕鯨を取り巻く国際情勢には厳しいものがあるが、「くじら」は現在も太地町の生活文化に深く根をおろし、太地町のシンボルであるとともに、地域住民の心の拠りどころとなっている。町では平成１８年３月「第４次太地町長期総合計画」を策定し、「過去・現在・未来、くじらに関わる町 太地」など４項目を、まちづくりの目標としたところである。本調査では長期総合計画をふまえ、都市からの集客促進につながる施策について、太地町のくじら文化及び自然、景観を資源として検討していくことを目的とした。
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本調査では、第４次太地町長期総合計画をふまえ、都市からの集客促進につながる施策について、太地町のくじら文化及び自然、景観を資源として検討することを目的とした。特に「シーカヤックを利用した体験観光プログラムの検討」「くじらをモチーフとしながらふれあい交流の場を創出するための休憩・案内機能の検討」「くじら文化を活かした観光・集客交流を拡大するための人材育成」の３項目を調査の中心に位置づけた。シーカヤック事業においては、プロのインストラクターによる試走による評価、体験イベントでのアンケートを実施した。休憩・案内機能の検討においては、くじらをモチーフにした看板を製作し、アンケートを実施した。人材育成においては、シーカヤックのインストラクターを目指す町民を対象にインストラクター研修会を開催し、また、くじら文化の語り部を育成するために、くじら文化語り部講座を開催した。さらに各事業を実施するにあたり関係者からヒアリングを行った。
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大都市から遠く離れた太地町でも、イルカとふれあえるシーカヤック事業の推進や休憩・案内機能の充実をはじめとした地域景観形成を高めることで、来訪者にやすらぎや安心感を与え、ユニークな観光資源の活用により、常に情報発信ができ、元気のある町になる。太地町が誇る捕鯨文化について、くじら文化の語り部を通して、将来の世代への継承と正しい理解の促進に繋がる。また、そうした文化をまちづくりの中で反映させることで、地域の特徴ある文化を活用したまちづくりとして地方の小さなまちの再生のモデルとなりうる。
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太地町魅力あるくじらのまちづくり協議会
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http://www.town.taiji.wakayama.jp/
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太地町役場総務課主幹 漁野洋伸
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TEL :
0735-59-2335
Emailアドレス :
zaisei@town.taiji.wakayama.jp
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