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博多駅地区における交通結節点とまちづくりに関する調査 |
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2010年度の九州新幹線全線開通に伴い、駅ビルの建て替えや駅前広場の再整備が計画されているなか、それらの社会・経済的インパクトを最大限に活用し、九州・アジアの玄関口として相応しい魅力ある都市拠点として再創造するために、4回にわたり九州の経済界と学識経験者等で構成する『博多駅地区まちづくり研究会』を開催し、地区全体でのまちづくりに向けた「まちづくりグランドデザイン」を策定。さらには、当該地区における商業・業務高度化のための回遊性向上に向けた10の方針を定め、地区関係者が主体となって持続的に発展していくための計画を策定。 |
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博多駅周辺(博多口、筑紫口)からキャナルシティまでのエリアを対象とし、“人が真ん中のまち”として再創造していくために、学識経験者5名、会員企業16社、オブザーバーで構成する「博多駅地区まちづくり研究会」を立ち上げ、平成16年度は4回開催した。研究会では、博多駅地区の交通結節及びまちづくりに関する現況を把握し、課題を整理した上で、求められる都市機能と導入機能のあり方や交通結節点のあり方についての検討を行い、それらを受けて地区全体でのまちづくりに向けた「まちづくりグランドデザイン」を策定し、3つのまちづくりの方向性を示した。
さらに、商業・業務高度化のための回遊性向上に向けて「地域構造の考え方」「人の流れの考え方」「施設および防災・防犯の考え方」について10の方針を定めた。そして、地区関係者が主体となって持続的に発展していくための計画として、当該地区に求められるエリアマネージメント主体の組成に向けた検討や、主な課題と今後の取り組みについての検討を行った。
平成17年度は、継続的に研究会を開催し、「(仮称)博多駅地区エリアマネージメント機構」の組成と「博多駅地区まちづくりガイドライン」の作成に向けて積極的に取り組んでいる。 |
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既存のまちづくり団体との連携に向けた動きが加速
博多駅地区まちづくり研究会の意向について、博多駅地区においてまちづくり活動を行っている「博多駅周辺発展会」、「博多大博通りクラブ」、「はかた駅前通り活性化協議会」などの既存のまちづくり団体から概ね同意をもらったことにより、今後は各団体が個別にまちづくりに取り組むのではなく、互いに連携をとり、情報交換を行いながら協働して一体的にまちづくりを進めていく動きが加速。 |
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自律的なまちづくり組織の組成や、地域の一体感を高める動きへの気運が向上
今回の活動で提案されたまちづくりの方向性や方針の実現に向け、自律的なまちづくり組織(仮称:博多駅地区エリアマネージメント機構)の組成への気運が向上。また、その立ち上げに向けて一体感・連携感を高める、地区内での社会実験の実施に向けた気運も向上。 |
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